【最新刊レビュー】One Punch Man 32巻

漫画

(画像引用先:S MANGA 集英社

今回は、今月に発売されたばかりのOne Punch Man最新刊を紹介いたします。感想や内容、ストーリーのあらすじについて記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!

※ネタバレを含む内容になりますので、まだ読まれていない方はご注意ください。

【漫画紹介】ONE PUNCH MAN
今回は、大好評につきアニメシリーズ3期の制作が進行している話題作「ONEPUNCHMAN(ワンパンマン)」を紹介します。某お子様向けアニメをもじったようなタイトルが目に付く今作の魅力について記載していますので、興味のある方は是非ご覧ください!

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あらすじ

世の平和を守らんとするヒーローと、世の中に混沌をもたらんとする怪人が戦いを繰り広げる時代。

そんな最中、怪人協会と名乗る組織に、大富豪の子供がさらわれてしまうという事件が発生する。人質救出の為に集められたヒーローの精鋭部隊は、敵の本陣に乗り込んで何とか子供の救出に成功するが、ヒーロー達を逃がすまいと多くの怪人が立ちはだかり妨害される。

そんな怪人の中でも群を抜いている大怪蟲ムカデ仙人に苦戦を強いられていたヒーロー達だったが、そこへS級ヒーローの金属バットと、自身を「怪人」と名乗ってヒーローを襲うガロウが出現。事態はさらに混乱を極めることに…

 

内容

ムカデ仙人 VS ガロウ&金属バット 夢の共闘

倒される度に大きく、さらに強くなるムカデ仙人に苦戦していたガロウの前に、復活したS級ヒーローの金属バットが合流します。金属バットは以前、ヒーロ狩りとして自身に襲い掛かってきたガロウを敵視していた為、2人の間に一触即発な空気が漂います。

しかし、戦いを中継していたヘリコプターを逃がしたり、誘拐された子供の救出を手助けしたりするガロウを見て、以前とは違うガロウをに困惑します。そんなことはお構いなしにつっこんでくるムカデ仙人に歯が立たず、苦戦を強いられる2人でしたが、一時的に手を組んで夢の共闘を果たします。

ガロウと金属バットは戦い方が似ていることもあり、息の合った攻撃を繰り出していきます。2人の共闘に、さすがのムカデ仙人も押され始めますが、救出に駆り出されたヘリを人質にとり、戦いの風向きを変えようとします。

しかし、戦いの中で成長し続けるガロウと、ダメージを受ける度に強くなる金属バットには全く通じず、ボコボコにされ、最後はガロウに一刀両断されます。人質のヘリも無事に救出し、勝利を収めた2人でした。

 

サイタマ VS ガロウ 因縁の対決

ムカデ仙人を相手に勝利を収めたガロウの前に、作中最強の男・サイタマが現れます。お互いにほとんど認識はありませんでしたが、サイタマを見たガロウはこれまでのことを思いだします。

すると、これまでの日常生活の中で何度かサイタマに接触しており、その度にぶっ飛ばされて敗北している事実に気づきます。お互いに認識が無かったのは、接触といってもほんの数秒程度で、すぐにサイタマがガロウを一撃で倒してきたからです。ガロウも記憶が飛ぶ勢いで倒されていた為、あまり覚えていなかったのです。

そんな敗北の記憶を思い出したガロウは、自身の拳が最強であることを証明する為、サイタマに戦いを挑みます。しかし、そんな状況を見ていたガロウの知人である子供のタレオは、怪人のふりをして戦おうとするガロウを止めようとしますが、やっと怪人がヒーローより強い存在であることを証明できると息巻くガロウには声が届かず、「ビビってんのか?」と煽るサイタマの言葉にとうとう手が出ます。そして、サイタマとガロウの最後の戦いが開戦するのでした。

 

感想

怪人が強すぎる

本作主人公であるサイタマが強すぎるせいなのか、作中でインフレが起こっており、出てくる怪人達の強さがどんどん上がっています

最新化にも登場するムカデ仙人に至っては、作中で何度か倒されているにも関わらず、倒される度に脱皮してさらに大きくなり強くなるというとんでもない能力をもっていて、どのヒーローが戦っても全く太刀打ちできません。そして、そんなムカデ仙人とタッグを組んで襲い掛かってくるエビル海洋水は、この戦いの中で既にヒーローを数名倒している強敵であり、全身が液体で実態がつかめません。

他にも様々な怪人が登場しますが、そのどれもがとんでもなく強いので、ヒーロー達はその強さに圧倒されて負けることが多くなっています。そこから生まれる緊張感に、読者のハラハラドキドキが止まりません。「早くサイタマ来てくれて!」と心の中で叫んでしまいます。そして、負けじと戦い続けるヒーロー達も滅茶苦茶カッコいいです。ボロボロになりながら最後まで諦めずに戦う姿は、まさに「ヒーロー」といった感じです。そういった緊張感やカッコよさを引き立たせるという意味では、このインフレは正解だったのではないかと思います。

怪人達も強さに比例してデザインや技がカッコよくなっていくので、怪人やヴィランが好きな方でも楽しめる内容になっているところが嬉しいポイントです。そちらも気にして読んでみてください。

 

ヒーローと怪人の夢の共闘

内容の項目でも記載していますが、今回の単行本ではヒーローである金属バットとヒーロー狩りであるガロウの共闘を見ることが出来ます

ガロウのヒーロー狩りに巻き込まれて重傷を負った金属バットが、怪人から一般人を逃がそうと奮闘しているガロウを見て、パッと背中を預けるシーンがあるのですが、これが本当に激熱でした。そこから共闘するのかと思いきや、お互いにいがみ合って全く協力する姿勢を見せす、その状態でムカデ仙人に立ち向かっていきます。ただ、2人のファイトスタイルが似ていることもあって、奇跡的に息の合った攻撃が繰り出されてムカデ仙人を追い込んでいきます。妙な馴れ合いもなく、お互いにいがみ合いながら戦うシーンは、私個人としてはとても渋く見えて良かったです。

仲良く戦うチームも良いですが、互いに罵倒し合うものの、どこかで信頼しているからギリギリ共闘できるという戦い方も渋くて良いです。そういったものが好きな方には刺さる内容になっているので、気になる方はこれを機に読んでみるのはいかがでしょうか。

 

まとめ

今月に発売されたOne Punch Man 34巻の最新レビューはいかがでしたでしょうか。

ヒーローと怪人の夢の共闘や、インフレに次ぐインフレでどんどん強くなる怪人を見ることが出来る今回の単行本ですが、最初から最後まで興奮し続ける内容になっていて非常に読みごたえがあります。登場する怪人のデザインもカッコよく、そんな怪人と戦うヒーロー達の姿もとても良いです。ガロウ編もだいぶ大詰めに差し掛かってきましたが、どんな結末を迎えるのか非常に楽しみです。アニメも3期の制作が決まって、こちらも大分期待しちゃってます。

現在までに発行された単行本は34巻程度なので、今からでも十分追いつける量となっています。読んだことが無い方は是非1巻から読んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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