【漫画紹介】BLEACH

漫画

(画像引用先:animate Times

今回は、オシャレな作品として一世風靡し、アニメ化や映画化までに至った名作「BLEACH(ブリーチ)」を紹介します。新章のアニメが決定する程の人気を誇る本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!

TVアニメ「BLEACH 千年血戦篇」公式サイト
「BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-」TV東京系にて2023年7月より放送開始

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作品

本作は2001年から週刊少年ジャンプで掲載されていた作品で、作者は久保帯人さんです。

掲載が始まってから約15年という月日を経て完結した本作は、単行本が74巻、話数が約700話とあまり類を見ない長期連載作品となっており、その人気っぷりが伺えます。

連載中にアニメ化や映画化もしており、舞台や実写化もされました。実写映画では福士蒼汰さんや杉咲花さん、吉沢亮さん等の有名俳優が出演されています。

2004年から放送が始まったアニメは現在も続いており、2022年から新章である「千年血戦篇」が放送されています。そして、2024年の年末には第4クールまでの放送が決定しました。

 

あらすじ

髪の色・オレンジ、瞳の色・ブラウン、職業・高校生。彼の名は黒崎一護。至って普通の学生に見えるが、彼には他の人間にはできないある特技がある。

その特技とは霊視。一護は、「ユウレイを見る」ことが出来るのである。

そんな能力を持っているが故に、様々なトラブルに巻き込まれる人生を送ってきた一護だったが、ある日、自身を死神と名乗る朽木ルキアという女性と出会う。

しかし、出会った直後に一護の家族が何者かに襲われてしまう。状況を確認しようと表に出た一護だったが、そこで人間とは思えない巨体な化け物「虚(ホロウ)」と対面してしまう。

虚に家族が襲われたことを知った一護が応戦するものの、化け物相手に全く歯が立たず、挙句の果てには助けに入ったルキアも瀕死に追い込まれてしまい、万事休すの状況に。

その時、ルキアから一つの提案をされる。

「家族を助けたいなら、貴様が死神になり、奴(虚)と戦え」

四の五の言えない状況に頷く一護であったが、この決断が今後の人生を左右する選択になることを、この時はまだ知る由もなかった…

 

感想

全体的にオサレな作風

本作の一番の特徴というのが、作風のオサレ(オシャレ)さです

キャラクターや物語の内容はもちろん、台詞の言い回しやタイトルまで、全てがオシャレです。

オシャレさが特にわかりやすいのが台詞の言い回しで、これについては本作を読んだことが無い方でも知っているレベルの認知度があります。

代表的なものだと、「いつから〇〇だと錯覚していた?」、「あまり強い言葉を使うなよ。弱く見えるぞ。」等ではないでしょうか。いづれも少ない文字数で、読者にキャラクターの威圧感を伝えてくる仕上がりになっており、多くを語らない敵キャラの強さを上手く表現できています。

敵の強さを台詞のみで伝えてくる手法が、まさにオシャレといった感じです。

上記のもの以外にも、個人が有する能力自体がオシャレな場合もあります。

基本的に斬魄刀と呼ばれる刀で戦うのが本作の主流ですが、刀といっても「能力を持った刀」でそれぞれ内容が違います。

主人公である一護は斬月という大きな刀を使い、攻撃力が凄まじいですが素早く動くことは出来ない刀を使用しています。

しかし、「卍解(ばんかい)」と呼ばれる力を使うことで刀が細身になり、目にも止まらないとんでもない速さで動けるようになります。2段階目の変身で、元の能力とは真逆の力を得ることができるという意外さが滅茶苦茶オシャレです。

上記のことから、あちらこちらにオシャレ要素があちらこちらに散りばめられていることが分かります。それが理由で、世間ではオサレ作品と呼ばれることもありました。

 

驚異的な主人公の成長スピード

本作主人公である黒崎一護ですが、死神になってからの成長の速さが異次元です

基本的な少年誌の主人公たちは、修行でコツをつかみ、そこから数日・数か月・数年と修行を重ねて強くなることが多いです。

それに対し、一護は数時間もしくは一度の修行で次のステップへ進むことが多々あります。その速さたるや、あろうことか敵陣で隠れて修行を行い、気が付いたら強くなってた…なんてこともありました。

これだけ見ると、主人公の成長過程をおろそかに描写しているように思われるかもしれませんが、決してそんなこともありません。

修行内容も興味深い物ばかりで興味を引きますし、主人公も大いに苦労していることが伺えるので、読者の感情移入もしやすいです。

そして、展開も滞りなく進むので読みやすく、疲れることもありません。あまりに長い展開が続くと読み疲れしてしまうという問題を解決してくれています。

ただ、たまに成長内容がオシャレすぎて頭が追い付かず、意味が理解できないこともあります。

特に、破面(アランカル)篇の最後の方は頭を抱えながら読みました。読んだことがある人は是非感想を聞かせてください。

 

インフレに巻き込まれる護廷十三隊

本作のキャラクターが大好きな私個人の意見ですが、一点だけ残念なことがあります。

それは、尸魂界(ソウルソサエティ)篇から登場する護廷十三隊が、作中のインフレに巻き込まれ、強キャラのポジションから敵の強さを測る為のキャラになってしまうことです

護廷十三隊とは、尸魂界を守る死神達を束ねる猛者で編成された組織のことです。実力も相当なもので、尸魂界篇では一護達を大いに苦しめました。

しかし、その後に至っては目立った活躍はなく、敵にボコボコにされることで「護廷十三隊より強い敵キャラクター」という認識を読者に感じさせるだけの集団になってしまいます。

氷雪系最強の斬魄刀である氷輪丸の使用者・日番谷冬獅郎に至っては、あまりにも負けすぎて「氷雪系最強(笑)」と世間から笑いものにされる始末です。

氷輪丸も冬獅郎もカッコいいので勿体ないと感じました。個人的にはもっと活躍させてほしかったキャラでもあります。

そして、一番のインフレが発生した「千年血戦篇」ですが、序盤に惨敗します。あまりにもあっけなくやられてしまうので、「護廷十三隊=弱い集団」というイメージが脳裏によぎります。

それだけ敵キャラが強いのだと読者に伝えたかったかもしれませんが、戦力差がありすぎて「もはや護廷十三隊はいなくていいのでは?」と組織の存在意義が危ぶまれます。

ここでもう少し善戦していれば護廷十三隊の強さや存在意義も証明できたのではないかと、一人の読者として勝手に思っていました。

 

まとめ

オサレな作風で世間の目を引いた大ヒット作「BLEACH」いかがでしたでしょうか。

あまりのオシャレさと展開の速さで読者を魅了する本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。

長期連載で単行本は74巻と結構長めではありますが、それ相応の読みごたえもあり、内容も面白くてドンドン読み進めてしまいます。

アニメもまだ放送しているので、気になる方はそちらもご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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