【漫画】見てるだけで癒される漫画3選

漫画

今回は、皆様の日々の疲れを癒す効果がありそうな漫画を紹介させていただきます。これまでに紹介させていただいた漫画とは異なり、爽快感や笑いに特化したものではなく、登場するキャラクターやストーリーにただ癒されてしまうといった作品の紹介になりますので、気になった方は是非ご覧ください。

見てるだけで癒される漫画3選

ラーメン赤猫

                      (画像引用先:少年ジャンプ公式サイト

この作品は、作者・アンギャマンさんが少年ジャンプ+で連載しているコメディ漫画です。現在も連載中で、単行本は6巻まで発売されており、来年の7月にはアニメ化も決定しています。そして、赤猫の店主である文蔵の声優は、遊戯王の海馬社長や呪術廻戦の七海建人でお馴染みの津田健次郎さんで、発表された時はファンを驚かせてくれました。

主人公の珠子が、ラーメン屋・赤猫に面接を受けに来るところから物語が始まります。赤猫は普通のラーメン屋とは違い、猫が経営から運営まで行っているお店です。そんなお店にやってきた珠子でしたが、店長から「猫好き?」と聞かれ「犬の方が好き」と答えたところ、あっさり採用になってしまいます。理由は、日々接客している相手も猫好きが多い為、猫好きの人を雇うと気が休まらないからとのことでした。

採用されてからすぐに仕事が始まり、業務内容は従業員である猫達のブラッシングで、思いのほか、忙しい毎日を送ることになります。ブラッシングをしていると、従業員同士の会話が始まり、それぞれの過去や思い、赤猫で働くきっかけ等を聞くことになり、徐々に馴染んでいきます。しかし、そんな穏やかな日々ばかりではなく、迷惑な動画配信者やいちゃもんをつけてくる客等が来店し、トラブルになることもしばしばあります。はたして、珠子は無事にラーメン屋・赤猫で働き続けることができるのでしょうか…

作品の魅力ですが、何といっても「猫」です。猫たちのデザインがとても可愛らしく、そんな猫達がラーメン屋を駆け回り接客や調理をしているのがとても愛らしいです。接客のしぐさやラーメン屋での掛け声のシーン等、可愛さがあふれる箇所ばかりで非常に癒されます。

猫達の魅力は可愛いさだけではありません。各々に過去のエピソードや信念があり、知れば知るほど魅力が増します。主人公である珠子にも、赤猫で働くことになったきっかけである過去のエピソードがあり、社会人の方には共感を得られる内容となっていました。猫達にも楽しい記憶だけでなく、色々苦労して今があることを教えてくれるので、読者はそれぞれのキャラクターに共感や魅力を感じずにはいられないと思います。ちなみに、私の推しはクリシュナちゃんです。

途中、仕事用語を使う場面や仕事あるあるのような場面もちらほらあるので、社会人の方は結構楽しめると思います。気になった方は是非ご覧ください。

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よつばと

                       (画像引用先:月刊コミック電撃大王

この作品は、作者である「あずまきよひこ」さんが2003年から月刊コミック電撃大王で連載しているロングセラーコミックです。連載期間が長いだけでなく、マンガ大賞や日本のメディア芸術100選等にも選ばれている大人気漫画です。本格的なアニメ化こそされていないものの、展示会やグッズの数も多く、数年ぶりの単行本が出た時にはメディアに流れることもありました。それだけ多くのファンから愛されており、絶大な人気を誇る作品です。

この物語は、5才の女の子「よつば」と、父親の「とーちゃん」の二人の親子が送る何気ない日常を描いた作品で、非常にほのぼのしています。シリアス展開などの浮き沈みもなく、ただ、町で暮らしていくことが主軸になっているので、読んでいても疲れることがありません。疲れるどころか、よつばと周りのキャラクターの生活感が、読者に癒しをもたらしてくれます。特に、よつばはまだ5才なので、言葉の使い方が未熟ゆえに、様々な癒しワードを私たちに届けてくれます。例えば、よつば達が焼き肉を食べに行った際に、乾杯の音頭をとることになったよつばの台詞が「はっけよーい…のこった!」でした。このシーンで勢いよくグラスをぶつけていた、よつばの周りの大人たちを見て少し笑ってしまいました。

よつば以外のキャラクターも非常に魅力的で、とーちゃんの友達のジャンボ、お隣に住む綾瀬家、嫌な奴のヤンダ、よつばの友達のみうら、男勝りな虎子等、作品中に多数登場しています。中でも、嫌な奴のヤンダとよつばのやり取りは非常に面白いです。よつばがヤンダを露骨に嫌っているのと、その立ち位置を生かしてよつばをイジるヤンダは、見ているだけで癒しと笑いをくれます。このやりとりの間にも癒しワードが多く、「おまえをこどくにしてやる!」、「ヤンダ、あとで、なかす」等、色々ありますので、よつばとを読み始めた方は探してみてください。

癒しが主な漫画ではありますが、読んでいるうちによつば達に感情移入してしまい、ホロッと涙がこぼれるシーンもあります。シリアスな展開は無いですが、子供の時を思い出したり、よつばの成長する姿に心が打たれたりと、感動を誘ってなさそうなシーンに泣いてしまうことが結構あります。お子さんがいらっしゃる方なら、何気ないシーンでも泣いてしまう可能性があるので、ご注意ください。

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おでかけ子ザメ

                              (画像引用先:カドブン)

おでかけ子ザメは、作者・ペンギンボックスさんがTwitter(現在はX)で投稿しているハートフル漫画です。投稿していた漫画が注目を集め、単行本化を果たしました。現在では単行本が4巻発売されおり、今年の8月からYouTubeでアニメ化もしています。全国区のニュース番組に取り上げられるほどの人気があり、水族館やサンリオ等とのコラボ企画もありました。

この作品は1話完結型で、子ザメちゃんの日常を描いています。子ザメちゃんの生まれや生態については一切語られませんが、そんなものがどうでもよくなるほどの可愛さとポテンシャルを秘めており、その魅力にただただ圧倒されます。キャラクターは子ザメちゃんだけでなく、近所の男の子と女の子、屋台のおにいさん、かえるちゃんととかげちゃん等、様々な人と生き物が物語に登場します。そして、この作品には悪役が登場しません。悪という概念が存在ません。ひたすらに優しく可愛い話が続いていくので、ストレスフリーかつ、癒されながら漫画を読むことができます。不愉快になるシーンもなく、雰囲気が優しい話ばかりなので、漫画というよりかは絵本と思ってもらった方が良いかもしれません。

子ザメちゃんが日常を過ごすうちに、新しい友達ができたり、隣の町へ移動して新しい冒険に出たりと、1話ごとにそれとなくストーリーが進んでいきます。その為、季節が変わっていくので、背景やキャラクターの姿が変化して、読んでいて飽きることもありません。季節の移り変わりを感じながら、子ザメちゃんの可愛さに癒されることができます。

子ザメちゃんの可愛さ以外にも魅力はあります。子ザメちゃんは人と同じ言語が話せず、登場するキャラクターも話すシーンが少ないので、基本的には絵を見て読み進めることになります。すごいのは、絵を見ているだけなのに、子ザメちゃんの感情が読者に伝わってくることです。喜怒哀楽の描写がとても分かりやすく、子ザメちゃんに共感しながら物語を読み進めることができます。そして、絵のタッチも非常に優しいです。キャラクターのフォルムは全体的に丸く、各々のキャラクターから優しさが感じ取れます。優しく分かりやすい画力が、この作品の魅力の一つです。

注意してもらいたいのが、何かに疲れている時に読んでしまうと泣いてしまう恐れがある点です。特に感動的なシーンはありませんが、物語の非常なまでの優しさが身に染みて、油断すると涙腺が壊れます。お恥ずかしい話ですが、電車の中でSNSを開いて読んでいる時に、少し泣いたことがありました。読むときは周りを確認して読むことをオススメします。

もし興味を持ってくれた方がいらっしゃいましたら、漫画購入前にYouTubeのアニメをご覧ください。こちらも非常に魅力的で、購入する判断材料の一つになると思います。下記にURLを貼っているので、よければそちらからご覧ください。

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まとめ

今回は、奥野のオススメする癒し漫画を3つ紹介させていただきました。

・ラーメン赤猫

・よつばと

・おでかけ子ザメ

どれも魅力的な内容とキャラクターで、私も癒しがほしい時によく読んでいます。今回紹介した作品が、少しでも皆様に知ってもらえて、癒しになれば幸いです。

これらの作品以外にも、見ているだけ癒しをくれる漫画はたくさんあると思いますので、ご存知の方は是非、私に教えて下さい。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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