(画像引用先:映画.com)
今回は、R15指定作品のスリラー作品「パージ」を紹介します。興行収入が100億円を超える大ヒットを記録しているにも関わらず、日本ではあまり話題にならなかった今作の魅力について記載しています。個人的にはお気に入りの中でも上位にくる作品なので、多くの人に少しでも魅力が伝わればと思います。
※R15指定作品の為、15歳未満の視聴はお控えください。
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作品紹介
今作は2013年に公開し、トランスフォーマー等を手掛けたマイケル・ベイ監督と、パラノーマル・アクティビティシリーズの制作ジェイソン・ブラムさんが共同プロデュースし、本作の監督であるジェームズ・デモナコさんのもとで撮影された作品です。製作費が低予算規模の作品とは思えない大ヒットを記録し、興行収入は100億円を突破。その後もシリーズ作品として、いくつか続編が作られました。
あらすじ

(画像引用先:映画.com)
1年に1度、12時間全ての犯罪が合法となる法律「パージ」。その間は警察や消防等の機関はすべて停止し、無法地帯と化す。人々は思い思いに荒れ狂い、怒り、日頃の欲望を全てぶつける。
そんなパージの日を安全に迎える為、ジェームズ・サンディン(イーサン・ホークさん)はセキュリティーシステムによって守れている家で、家族と一夜を過ごそうとしていた。パージ発令後、暴徒と化した市民から逃げる黒人が家の前を通りかかり、助けを求められた結果、家にかくまうことになる。しかし、そのことがきっかけで、ジェームズ達は命を狙われることになる…
感想
最初はイライラ、後半爽快
ホラー系の映画でよくある物語の流れで、登場人物の一人がよく分からない行動をとった結果、周りをトラブルに巻き込むというものがあります。本作も同じで、登場人物の一人である主人公の息子が、正義感にかられて勝手に黒人を家にかくまったために、暴徒と化した市民に家族が命を狙われることになります。小さな子供がやったことといえ、見ている時の不快感はとてつもないです。正直、イライラします。
しかし、後半は展開が変わって「襲ってきた市民 VS 主人公家族 VS かくまわれた黒人」という三つ巴の戦いが始まります。前半部分とは違い躍動感のあるシーンが多く、スラスラと物語が進むので、最初にイライラすればするほど爽快感を得られます。なので、冒頭部分で視聴を切りたくなるかもしれませんが、後半まで視聴を続けることをオススメします。
ホラー要素も多くてハラハラドキドキ
前半部分はホラー映画のような内容で、視聴している時は緊張感を解くことが出来ません。全ての犯罪が合法になっているという極限の状況下の中、主人公達の生死をかけた行動の数々に、ハラハラドキドキすることになります。大きな音や画像で意図的に驚かせるような演出(ジャンプスケア)もある程度使われていますが、そういった怖さだけでなく、ルールや規則に縛られなくなった人間の狂気という内容的な怖さもあるので、飽きることがありません。この2つの怖さの相乗効果が原因で、視聴者は緊迫感に身を包まれ続け、緊張感を緩めることが出来なくなるのです。
ホラー映画好きの方は問題ないと思いますが、得意ではない方は疲れるかもしれません…
一夜の恐怖がクセになる
冒頭でイライラしたり、視聴後に疲れたり、こういった映画が得意ではない方は散々な思いをされるかもしれません。私もそうでした。
しかし、見終わった後、すぐに続編が見たくてたまらなくなりゲオに走りました。怖いもの見たさで興味を持ったのではなく、「見ていてイライラする人物達がボコボコにされるのを見たい」という衝動にかられ、このような行動に至りました。最後まで見た方は分かると思いますが、この映画はホラー映画ではありません。爽快感が半端ない娯楽映画です。怖い思いをするのは最初だけです。後半からは不快感しかない登場人物達が次々に退場していくのと、退場の仕方も様々でとにかくスッキリします。
ちょっと偏った見方かもしれませんが、同じ感想を持っている方は教えて下さい…
まとめ

(画像引用先:映画.com)
ホラー映画から一変して、途中から爽快感のある娯楽映画になる作品「パージ」いかがでしたでしょうか。有名な監督や製作が関わり、低予算であるにもかかわらず大ヒットした今作の魅力が少しでも伝わると嬉しいです。内容が内容だけに好き嫌いがハッキリする映画なので、老若男女楽しめるわけではありませんが、「爽快感を味わいたい」「ホラー映画が見たい」という方にはハマる作品だと思います。ちょっとした娯楽を味わうぐらいの気持ちで見てみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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