(画像引用先:ファミ通)
今回は、先日ネットフリックスにて公開されたコラボ作品「範馬刃牙VSケンガンアシュラ」を紹介します。バトル系漫画の金字塔である「範馬刃牙」、作中の戦いにビジネスが絡んでくる異例の作品「ケンガンアシュラ」。2作品の夢のコラボを果たした本作の魅力について記載していますので、是非ご覧ください。

作品
本作は、今年の6月から公開されているネットフリックス独占配信のアニメ映画です。監督は平野俊貴さんで、機動戦士ガンダムやうる星やつら等に携わっているアニメーターの方で、本作では絵コンテもされています。
原作は範馬刃牙の板垣恵介さん、ケンガンアシュラのサンドロビッチ・ヤバ子さんとだろめおんさんで、サンドロビッチ・ヤバ子さんは原案協力もしています。どちらの作品も連載は続いており、それぞれ週刊少年チャンピオンと裏サンデーに掲載されている人気作です。
※範馬刃牙は完結しており、現在はシリーズ最新作の「バキ道」が掲載されています。
それぞれの作品のアニメ版もネットフリックスにて公開されているので、気になる方は概要欄からご覧ください。


あらすじ
ある日、酒場で飲んでいた地下闘技場を管理する世界レベルの大富豪・徳川光成と、拳願会を管理し日本経済を牛耳る男・片原滅堂は、両者の管理する団体同士をぶつけた対抗戦を行うことを決める。
対抗戦は3番勝負。ルールは武器の使用以外は全て許され、最後に立っていたものを勝者とするシンプルな内容。出場者は光成と滅堂がそれぞれの団体から選抜し、東京ドームの地下闘技場にて戦わせることになる。
試合の準備が着々と進む中、それぞれのグループで出場者として選ばれた十鬼蛇王馬と範馬刃牙は、自身の試合を見据えてイメージトレーニングに励んでいた。そして、互いの準備が整い、決戦の場である地下闘技場へ向かうのであった…
感想
お祭りのような作品

(画像引用先:コミックナタリー)
この作品を一言で表すと、「お祭り」です。次から次へとキャラクターが登場し、視聴者もといファンを沸かせてくれるような内容でした。登場するだけでなく、他作品のキャラクターと会話したり、それぞれの持ち味を生かして激闘を繰り広げたりと、見ていて興奮するようなシーンばかりが流れてきます。
それだけでなく、キャラクター間で過去に何かしらの因縁があったり、以前にも対抗戦を行っていたことを匂わせたり、様々な場面でコラボレーション要素を出してくれます。ファンにとっては垂涎ものです。
ただ、どちらの作品も知らない方からすると、置いてけぼりになってしまう程コラボレーション要素が多いので、一方を視聴してから見ていただいた方がより楽しめると思います。
一対一の夢のぶつかり合い

(画像引用先:コミックナタリー)
格闘技好きなら誰もが一度は妄想する「もしも、あの人とあの人が戦ったら」が、この作品では実現されています。それぞれの作品を見ている者にとって、知らないはずのない圧倒的知名度を誇ったキャラクター達が今作でぶつかります。
第一試合は、ラウェイの達人「鎧塚サーパイン」VS日本一の喧嘩師「花山薫」。
第二試合は、暗殺集団の歴代最狂人「呉雷庵」VSドーピングと鍛錬で手に入れた最狂の肉体「ジャック・ハンマー」。
第三試合は、二虎流を極めるケンガンアシュラの主人公「十鬼蛇王馬」VS地下闘技場のチャンピオンであり刃牙シリーズの主人公「範馬刃牙」。
どちらが勝つのか予想するだけでもワクワクさせてくれる内容に胸が躍ります。
対戦の内容も面白いことこの上ないですが、サーパインの父と独歩が過去に対抗戦で試合を行っている過去があり、そこの因縁を匂わせた演出も非常に良かったです。
キャラクターの描写が良い
試合中、それぞれのキャラクターの特性がしっかり描写されており、盛り上がる試合展開を見せてくれます。
ケンガンアシュラのキャラクターが自身の極めた技を使うのに対し、範馬刃牙のキャラクターは自身の肉体や特性を生かした戦い方で挑む…どちらが勝つか予想できない緊張感のある試合運びをしていて、ドキドキワクワクが止まらないです。
途中、試合外で観戦している仲間達が解説してくれるので、状況を分かりやすく説明してくれてとても見やすかったです。個人的には結構嬉しいポイントでした。他にも、両作のナレーションである古谷徹さんと立木文彦さんが解説する場面は、何とも言えない幸福感に包まれました。
まとめ

(画像引用先:コミックナタリー)
バトル漫画の異色のコラボレーション作品「範馬刃牙VSケンガンアシュラ」いかがでしたでしょうか。どちらも知名度のある作品でありながら、今まで交わることのなかった両作の初めてのコラボレーションが、ついにネットフリックスで実現されました。
どちらも知っている方はもちろん、片方しか知らない方でも楽しめるお祭り作品です。ただ、どちらも知らない方からすると置いてけぼりになってしまいそうな内容なので、視聴前はどちらか一方の作品だけでも軽く視聴することをオススメします。
余談ですが、単行本「ケンガンオメガ22巻」にて、今作の過去についての話が載っておりますので、気になる方はそちらも是非ご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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