【漫画紹介】僕のヒーローアカデミア

漫画

(画像引用先:週刊少年ジャンプ

今回は、完結間近で話題の週刊少年ジャンプ連載作品「僕のヒーローアカデミア」を紹介します。アニメ化、映画化、舞台化と様々な功績を残し、単行本の売上部数が一億部を突破した本作の魅力について記載していますので、興味のある方は是非ご覧ください!

僕のヒーローアカデミア 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

新品価格
¥460から
(2024/7/18 09:53時点)

作品

本作は作者・堀越耕平さんが、2014年から週刊少年ジャンプで掲載されている作品で、現在も連載は続いています。

10年という長期連載の中でアニメ化や映画化、舞台化も果たしおり、アニメシリーズに至っては第7シーズンまで公開されています。映画は現在までに3作品も制作されており、今年の8月には新作である「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE YOU’RE NEXT」が公開予定です。

先月のニュースで話題になりましたが、週刊少年ジャンプにて連載が残り5話で終了することが判明し、世間を騒がせました。

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』公式サイト
ヒロアカ劇場版第4弾!『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』2024年8月2日(金)公開!

 

あらすじ

「個性」という特殊能力を持つ人々が当たり前のように街を歩いている現代社会。

そんな社会で、何の特殊能力も持たない「無個性」の中学生・緑谷出久(みどりやいずく)は、個性を駆使して平和を脅かすヴィラン達と戦う「ヒーロー」に憧れを抱いていた。中でも、No.1ヒーローと世間から呼ばれているオールマイトというヒーローに強い憧れがあり、彼のように強くなることを夢を見ていた。

そんなある日、通学中の緑谷はヴィランに襲われ、絶体絶命の危機にさらされる。その時、たまたま通りかかったヒーローに救われるが、よく見ると助けてくれたヒーローはあのオールマイトであることに気づく。

憧れに近づきたい一心でオールマイトに話しかける緑谷だったが、ひょんなことからオールマイトの秘密を知ってしまい…

 

感想

友情・努力・勝利!これぞジャンプ作品

最近の作品の傾向として、話題性を狙った一風変わった内容の作品が多い中、本作は少年漫画の王道をいく数少ない漫画です。ジャンプ三原則である「友情・努力・勝利」を体現した作品であると言っても過言ではありません。

本作の魅力としてあげられるのが、序盤で何の能力も持たない主人公が、仲間達と共に成長し、巨悪に立ち向かっていくという純粋な少年漫画の流れです。そこには風変わりな要素もなければ奇をてらった部分等はありません。まじりっけのない週刊少年ジャンプ作品です。

そういった作品であるゆえに、とんでもない内容で大きな話題を呼ぶことはあまりありませんが、安定した物語の内容で幅広い層に読んでもらいやすく、老若男女の様々なファンから支持されています。現在の絶大な人気っぷりは、少なからずそういった点も含まれていると、本作を読んでいる時に感じました。

 

魅力的なヴィラン陣営

本作のキャラクター達は、皆個性的でとても魅力的です。そして、それは主人公側サイドの話だけでなく、敵であるヴィラン陣営のキャラクター達も同様です。

主人公である緑谷がヒーローを志した理由があるように、ヴィラン達にもヴィランになった理由がそれぞれ語られていて、読者も感情移入しやすくなっているのが理由としてあげられます。そして、その内容の一つ一つがヒーロー側のキャラクターよりも濃くて重いです。「個性」による差別、複雑な家庭環境、現代社会への絶望等、理由は様々です。それでいてどれも非常にシリアスで、少年漫画にしては結構攻めた内容でした。見る人によっては、少し苦しくなるものもあるかもしれません。それだけ感情移入させてしまうのが、本作のヴィランの特徴です。

(画像引用先:X「TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』」

特に、ヴィラン陣営の荼毘というキャラクターは、とある人物が原因でヴィランになった経緯がありますが、私個人としてはとても共感しました。勝手に期待を持たれて、勝手に見切りをつけられて、やりたい放題された後に、それら過去の罪を償おうとヒーロー活動するその人物に対し、彼はこう語りました。

「過去は消えない」

どれだけの善行を積もうとも、過去に犯した過ちは消えないのだと、その人物に語る荼毘の姿はとてもカッコよく映りました。今でも私の教訓です。

 

重厚な物語と伏線回収

本作が純粋な少年漫画と前項で記載しましたが、一点、少年漫画とは思えない点があります。それは、物語の重厚さです

物語の本筋は間違いなく少年漫画ですが、内容についてはあちらこちらに伏線がはられていて、物語に厚みを持たせています。「あの時のあの出来事は、こういったことがあってのことです。」といった感じのことが多く、それでいて後の物語に影響するものばかりです。

上記のことから、ジャンプ三原則に沿った物語の本筋と内容の重厚さで、ワンパターンな展開を無くし、読者を飽きさせない工夫が施されているように感じました。ただ、うっかり読み飛ばしてしまうと、???といったことになりますので、そちらはご注意ください。

 

感想

幅広い層のファンと王道な少年漫画要素で絶大な人気を誇る名作「僕のヒーローアカデミア」いかがでしたでしょうか。

残り数話で完結が決定している本作の魅力について、少しでも皆様に伝わっていれば幸いです。

関係ない話で恐縮ですが、既に作品を読まれている方は好きなキャラクターを是非教えて下さい。コメント、お待ちしております。

最後までご覧いただきありがとうございました。

僕のヒーローアカデミア コミック 1-40巻セット (集英社)

新品価格
¥17,776から
(2024/7/18 09:55時点)

コメント

タイトルとURLをコピーしました