漫画の台詞から学ぶ豊かな人生の過ごし方

漫画

「趣味」から学ぶ

さっそくではありますが、皆様はどのような趣味をお持ちでしょうか。サッカーや野球、釣りや読書、音楽鑑賞に映画鑑賞等、様々なジャンルの中から自分に合っていると感じたものを趣味にしていると思います。そして、自分の趣味から学んだことや影響を受けたこともあるのではないでしょうか。

例えば、サッカー等のグループで行うスポーツではチームワークを学び、読書では言葉や文章について学び、ドラマや映画からは人の感情を学ぶ。その時の状況や感情次第で学ぶ内容は異なると思いますが、内容によってはその人の人生に影響を与えることがあります。私は、その経験を「漫画」から得ることができました。

今回は、そんな奥野が漫画から学んだ豊かな人生をおくるコツを、皆様にお伝えしたいと思います。作品自体にも触れて紹介できればと思いますので、興味があれば是非、ご覧ください。

漫画の台詞から学ぶ豊かな人生の過ごし方3選

「俺は生まれてから死ぬまで、俺だけの味方なんだよ」 最遊記

                     (画像引用先:最遊記25th EXHIBITION

最遊記シリーズの作者は峰倉かずや先生で、1997年より連載が始まり、現在も続いている大人気漫画です。2000年にはテレビアニメも公開されており、その後は舞台化もされています。昨年で25周年をむかえ、イベントも行われました。

漫画の内容ですが、西遊記でお馴染みの三蔵一行(三蔵、悟空、八戒、沙悟浄)が、舞台である桃源郷の異変の解明と、牛魔王という妖怪の蘇生実験を阻止するという目的を達成する為、妖怪と戦いながら天竺へ向かうファンタジー・ロードムービー漫画です。西遊記との違いは、登場する三蔵一行が、全員イケメンの問題児(不良)になっていることです。

そんな三蔵一行の前に複数の妖怪が出現し、旅を阻止しようと立ちはだかりますが、あっけなくやられてしまいます。戦いのさなか、1匹の敵の妖怪が、半分妖怪の悟空・八戒・沙悟浄に問いかけます。

「お前たちは妖怪で、こちら側の勢力だ。何故、人間の味方をする?」

その問いの答えが、

「人間の味方だ俺は生まれてから死ぬまで、俺だけの味方なんだよ」

初めて見たときは衝撃でした。正義の味方という考え方ではなく、こんな考え方もあるのかと感心し、感動しました。正義の味方みたいに、いつも誰かの為に頑張りなさいと教えてくれた先生や両親には申し訳ないですが、この瞬間からその考え方を捨て、自分の考えを尊重するようになりました。

他人に害を及ぼすほどの自己肯定感は必要ないと思いますが、ある程度の自信と、自分を尊重する能力は必要だと思います。自己肯定感が低いと自信が無くなり、自分を信じることができなくなるからです。自信が持てないから行動力もなくなり、ただ毎日生きてるだけになってしまいます。それでは人生を豊かにすることなどできるはずがありません。少しでも自信をつけ、自身を肯定し、自身を尊重する。その心意気を、この台詞から学びました。

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「どうぞお先に」 ばらかもん

                         (画像引用先:月刊少年ガンガン

ばらかもんは、2008年に作者・ヨシノサツキ先生が書き上げた読み切りが公開され、そのまま連載に至りました。その後、アニメ化もされ、2018年に完結しました。しかし、今年に入って連載が再スタートし、ドラマ化もされるという実績を作った、ファンからの根強い人気を博した作品です。

この物語は、書道家の半田先生が、書道界のお偉いさんをぶん殴るところからスタートします。暴力行為により、半田先生は父である書道家・半田清明より、日本最西の島での一人暮らしを言い渡されます。その後はすぐに島に送られ、住民とのハチャメチャな暮らしが始まります。

島で暮らし始めてからすぐ、開かれた書道展に一番の自信作を出品しますが、準賞という結果に終わり、さらに大賞をとったのが自分よりも若い書道家であることが判明しました。自分には書道しかないと考えている半田先生にとって、これほどショックなことはなく、ふさぎ込んでしまいます。そんな半田先生を、島の子供たちは「餅拾い」というイベントに連れだします。その名の通り、餅を拾うだけのイベントですが、島民たちの勢いはすさまじく、先生は1つも取ることができません。ここでも自分は何もできないのかと落ち込む先生の前に、餅拾いの達人である「ヤスば」が現れ、先生にアドバイスを送ります。それを聞いた先生は、「それでも取れなかったら?もっと餅拾いが上手な人間がいて、自分が取れなかったらどうすればいい?」とヤスばに聞き返します。

ヤスばは、

「どうぞお先に

「人の取ったものを欲しがる必要はなか。あきらめる必要もなか。譲ってやって、もっと大きな餅ば拾え。」

この時の半田先生がどういった心情だったのかは断言できませんが、人と競い合うことの重圧から解放され、肩の荷が下りたような印象を受けました。

人と競い合えば勝ち負けが決まるのは当然で、負けた時にショックを受けることは仕方のないことです。相手を妬んでしまうこともあるかもしれません。ただ、それだけでは何も成長することができないのではないでしょうか。だから、「相手を妬まず、譲ってやって、諦めることなく、次のチャンスを狙う」ことができたヤスばは、餅拾いの達人になれたのではないでしょうか。競い合うことに敏感になり、相手だけを見ることしかできない人は、そのような行動をとるだけの余裕がありません。だから一息ついて、競い合うことがすべてじゃないと考えれるだけの余裕を持ちましょう。そうすれば、勝負に敏感になることもなく、自分のペースでチャンスを狙い続けることができるようになるので、オススメです。

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まとめ

趣味一つでも、学べることは多々あります。私は自身の趣味である漫画から、大切なことをたくさん学びました。その中でも、豊かな人生を過ごす為に知っておくべき漫画の台詞を紹介させてもらいました。

・「俺は生まれてから死ぬまで、俺だけの味方なんだよ」 最遊記

 誰かの味方になるのではなく、自分の味方になること

・「どうぞお先に」 ばらかもん

 相手を尊重するだけの余裕をもち、自分のペースでチャンスを狙い続ける

皆様にも自身の趣味があり、私と同じように学んだことがあると思います。よろしければ是非、お聞かせください。私も参考にさせていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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