(画像引用先:Amazon)
今回は、シリーズ最新作「室井慎次 敗れざる者」が公開され話題に上がっているTVドラマ「踊る大捜査線」を紹介します。警察でなくても社会人であれば自然と共感してしまう本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!
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作品
本作は1997年から放送されていたTVドラマで、脚本はシリーズの劇場版も担当されている君塚良一さんです。ドラマシリーズ終了後も特番やスピンオフ、劇場版等、数多くの作品を世に送り出しています。
主演は世界陸上でお馴染みの織田裕二さん、相方役に柳葉敏郎さん、同僚役にいかりや長介さんや深津絵里さんと豪華俳優陣で構成されている超豪華ドラマです。そして、少ししか出番が無いサブキャラ枠にも超有名人を起用しており、見ているとアッと驚かされてしまいます。
現在はシリーズ最新作であり、相方役の柳葉敏郎さんが主演を務めるスピンオフ作品「室井慎次 敗れざる者」が公開されており、11月には続編も公開される予定です。
あらすじ
以前はパソコンを販売する営業として働き、自分の仕事に意味を見出せなくて警察に転職した男・青島は、湾岸署の刑事として刑事課強行犯係に配属される。
新しい環境や新しい仕事に目を輝かせる青島だったが、湾岸署は警視庁の補佐役のような仕事しか与えられず、煮え切らない毎日を過ごすことになる。同僚の老刑事である和久さんや盗犯係のすみれさんにも相談するが、警察もサラリーマンと代わらないから本店(本庁)の言うことを聞いておけば問題はないと青島に諭す始末。
これではサラリーマン時代と何も変わらないと項垂れる青島。そんな青島の前に、警視庁の若きエースである室井が現れて、殺人事件の事情聴取に付き合わされることに。そこで見たのは被害者にも容赦ない冷徹な現場で、警察のリアルを目の当たりにする。
冷徹で警視庁の若きエースである室井と、陽気なサラリーマン刑事である青島。全くタイプの異なる2人が出会ったことをきっかけに、警察内部で大きな変革が起こることを、この時は誰も知る由が無かった…
感想
BGMや曲が良すぎる
本作の魅力としてまず紹介したいのが、作中で流れるBGMと曲の良さです。
踊る大捜査線を代表する曲として有名な「Rhythm And Police」、織田裕二さんの歌う「Love Somebody」等が代表的ですが、「Rhythm And Police」の作曲者である松本晃彦さんは他にも作中のBGMを手掛けており、そのどれもが素晴らしいです。
まずRhythm And Policeについてですが、オープニングで何度も流れている曲であるにもかかわらずどうしても聞きたくなってしまう中毒性があり、何度も聞いているのに作中で流れる時は鳥肌が立ってしまう程カッコイイ曲に聞こえてしまうという恐るべき特徴があります。そして、この曲に充てられて登場している役者達のカッコよさもさらに引き立っています。それだけの力がある曲であるゆえに、本作の代表曲として挙げられるのだと思いました。
エンディングである「Love Somebody」も中々の逸材です。明るい曲調でありながら、どこか寂しさも感じられる音楽と優しい織田裕二さんの歌声がマッチして、話の終わりを告げるエンディングにふさわしい曲に仕上がっています。さらに、作中でもBGMとして流れる場面があり、視聴者の感動を上手い具合に誘ってきます。
曲事態の良さは記載した通りですが、それだけではありません。それぞれ流れるタイミングも完璧です。視聴者の「ここでほしい!」と思った場面にドンピシャでくれます。作品を見るときは是非BGMを意識して見てください。
社会人が共感するお仕事あるあるの数々
警察が物語のメインになる本作ですが、警察だけでなく、社会人であれば誰もが共感するお仕事あるあるが数多く出てきます。
健康診断を部下に何度も促す上司、レシートや領収書の重要性、しつこく保険の加入を求めてくるおばちゃん等、お子様にはまだ分からないあるあるがこれでもかと出てきます。私自身、子供の時は面白さがあまり分からなかったのですが、数年社会人として働いた後に見るととにかく共感出来て面白味が増しました。
このように、警察官でなくても社会人であれば共感できる内容になっているので、幅広い方に見ていただける内容になっています。放送当時はそういった内容もあって人気作になったのかなと思いました。また、中には警察の方しか分からない内容も含まれていて、公務員の方にしか共感できないマニアックなものまであるかもしれません。作品を既に見られた警察官の方は、是非そのあるあるを教えて下さい。
社会人にささる名セリフ
前の項目で社会人が共感できる仕事あるあるが満載をお伝えしましたが、それだけではありません。本作には働く全ての人にささる名セリフが多数出てきます。
例として挙げるなら、初めて警察官として働き始めた青島が、想像とは違ったサラリーマン社会のような警察の組織形態を目の当たりにし、警察での仕事に嫌気がさしていた時のセリフで、「自分らしくやるっていうのは、結構難しいです。本当に難しいです。」があります。ポジティブな内容ではありませんが、働き始めて数か月たったころには誰もがぶつかる壁ではないでしょうか。このセリフを聞いた時、「自分だけじゃなくて、皆こんな思いして仕事頑張ってるんだ」と感じて、気持ちが奮い立ちました。
そして、このセリフに対する回答のようなセリフもあります。それは、同僚の和久さんが昔の馴染みに伝えた言葉です。
「正しいことをしたければ偉くなれ」
シンプルで突拍子のないように聞こえますが、組織で偉くなって上の立場の人間になることで、初めて自分のやりたいようにできるんだと教えてくれる名セリフです。この後に、「青島。偉くなれ。」っていうセリフもしびれます。
他にも様々な名セリフがあります。有名どころだと「事件は会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」や、「レインボーブリッジ封鎖できません!」等、カッコいいものから面白いものまで勢ぞろいです。皆さんの好きなセリフがありましたら、是非教えて下さい!
まとめ
サラリーマン刑事が全ての働く人へ送るエールのようなTVドラマ「踊る大捜査線」いかがでしたでしょうか。
日々働く社会人達の癒しになるような内容で魅了する本作の魅力について少しでも伝わっていると幸いです。毎日の仕事に嫌気がさしたり、最近笑えてないと感じる方は是非本作を見てください。世の中まだまだ捨てたもんじゃないと明るくなれるきっかけになってくれるかもしれませんよ。お子様でも分かりやすいギャグの表現もあるので、是非大人の方と一緒にご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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