(画像引用先:ディズニー)
今回は、2025年ディズニーランドのパルパルーザで話題の作品「シュガーラッシュ」を紹介します。可愛いものに溢れた本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!
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作品
本作は2013年に公開された作品で、監督はリッチ・ムーアさんが務めました。吹き替え版では山寺宏一さんや諸星すみれさん等が起用されており、声優陣も充実した内容になっています。5年後の2018年には続編である「シュガーラッシュ オンライン」も公開されており、作中で様々なディズニープリセンスが登場したことで大きな話題を呼びました。
さらに、2025年の1月から3月までの期間中、ディズニーランドのパルパルーザに本作の登場するヴァネオロペが選ばれたこともあり、SNSでもトレンド入りを果たす程話題になっています。
※パルパルーザとは…東京ディズニーランドで行われるイベント。一定の期間中、ディズニー作品に登場するキャラクターを題材にした装飾がされたり、キャラクターにちなんだ限定のグッズが販売されたりする。「パル」は仲間、「パルーザ」は皆で盛り上がるパーティーを意味する。
あらすじ
舞台はゲームの世界。そんな世界で一人、自身がゲームの中で悪役という役割を全うしなければならないことに対して不満を持っているキャラクターがいた。
彼の名はラルフ。とあるゲームセンタにおいてある筐体「フィックス・イット・フェリックス」の悪役である。ゲームの主人公であるフェリックスは金のメダルを貰ったり周りから褒められたりしているのに対し、ラフルはただ嫌われ続けるだけの生活を送ることに嫌気がさしていた。
そんな生活を変える為に金のメダルを手に入れようと奮闘するが、ひょんなことからレースゲーム「シュガーラッシュ」の世界へ迷い込む。そこでであった謎の少女・ヴァネロペと共にメダルを手に入れようとするが、シュガーラッシュに隠された秘密が2人に牙をむく…
感想
他作品との夢のコラボレーション
本作の舞台がゲームの世界であるとお伝えしましたが、その設定がきっかけとなり、様々な作品との夢のコラボレーションを実現しています。
有名どころだとストリートファイターのケンとリュウとザンギエフ、マリオシリーズからはクッパ、他にもソニックといった有名どころが多数カメオ出演を果たしています。任天堂やカプコンといった大手企業の参入もあり、公開当時は大きな話題を呼びました。
製作段階では既存のキャラクターは全て使えるという前提で脚本が作られ、その後に使用許可を得て本作が完成したとのことですが、それでここまでの数のキャラクターを登場させたのは凄すぎます。超有名なマリオとルイージの登場も考えていたそうですが、メインキャラより目立たないように登場させることが難しく、見送りになったとのことです。作中では、マリオの名前だけが少し出てくるのみで終わっていました。それでもこちらとしては十分すぎる程のコラボレーションでとても良かったです。
カメオ出演だけでなく、それぞれのキャラクターの個性を作中で出している点も非常に良かったです。クッパは火を吐き、パックマンからはゲーム中のステージが描写されていたりと、ところどころにあるので、ゲーム好きの方は必見です。
タイトルからはまったく想像できないストーリー
作品のタイトルやパッケージを見た時に、ある程度こんな感じのストーリーだろうと想像することがあると思いますが、本作は想像の真逆をいく内容になっています。
「シュガーラッシュ」という甘そうなタイトルに、ポップな感じのキャラデザインを見て子供向けの明るい内容を想像をする方が多数いらっしゃると思いますが、そんなことはありません。脚本がしっかりしており、伏線もところどころはられていて作品にのめり込んでしまします。見終わってみるとハリウッド映画まるまる一本を見た時の満足感を得られます。大人の方でも十分楽しめます。
さらに、内容も子供向けとは思えない暗めな物語を展開しており、色々描写がリアルすぎて病みそうになります。特に、メインキャラがサブキャラに嫌がらせを受けるシーンは見ているのも辛くなってきます。ポップな作風とのギャップもあり、そこまでするのかと目を覆いたくなります。なので、そういった描写が苦手な方は注意してご覧ください。
「暗めな内容にしっかりとした脚本力」と聞いて、誰がディズニー長編アニメーションと想像できますでしょうか。少なからず、私は全く想像できませんでした。パッケージやキャラデザインを見てしまうと尚更です。故に、初めて見た時の衝撃は凄まじいものでした。解説だけでは信じられないという方は、一度ご覧いただいて真偽を確かめてみてください。
どんな仕事や役割にも意味がある
社会人として世に出て働き始めると、「自分の仕事(役割)には意味があるのか」と問いたくなる時があります。世の中を変えられるわけでもなく、誰かの為に何かできているわけでもないと感じてしまい、自身の仕事に対して意味や価値を見出せなくなります。
そんな問題に対し、本作は1つの答えを出してくれます。本作に登場するラルフは、自身がゲームの悪役という役割であることに納得が出来ず、ヒーローという役割に憧れを抱いて孤軍奮闘するのですが、結局最後まで悪役という役割は変わりませんでした。しかし、物語序盤と違い、自身の役割に納得がいったうえでの結末を迎えます。
何故、彼は悪役でいることに納得することが出来たのでしょうか。それは、自身の役割がもたらす周りへの影響と責任を知ったからです。一見無駄に見える仕事でも、それのおかげで誰かを助けることができ、その誰かにとってはヒーローのように思われることもあります。そして役割や仕事がある以上、それに対する責任も発生します。意味のないものに責任なんてものは発生しません。それは悪役という役割も例外ではなく、世の中にある全ての仕事に対して言えることです。そのことに気づいた時、無駄だと思っていたのは自分だけであることを知ります。周りへの影響力も責任も目には見えませんが、意味のない仕事は1つもありません。誰かに必要とされているから「仕事」として世の中に認識されているのです。もし、ラルフと同じ悩みを持つ人がいたら、本作を見て一度考えてみてください。
まとめ
甘いタイトルとパッケージからは想像できない脚本力抜群の名作「シュガーラッシュ」いかがでしたでしょか。
内容もさることながら、本作に登場する任天堂やカプコンのキャラクター達を見るだけでも楽しめる本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。
そして、仕事に対して思い悩んでいる社会人の方は一度本作を視聴してみてください。そういった方へ向けたメッセージ性も強い作品ですので、悩んでいることに対して何かしらの答えをくれるかもしれません。是非、ご家族や友達、同僚とご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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