辛い時こそ笑えるオススメ漫画3選

漫画

毎日仕事や学校で疲れはて、家に帰っても明日のことを考えてしまって辛くなる…そんな状況を少しでも変えてくれそうなギャグ漫画を、今回紹介させていただきます。辛くて読む気にもなれないと言われればそれまでですが、何も考えずに読むことができるので、読んでいる時にストレスはかからないと思います。興味があれば是非、読んでみてください。

辛い時こそ笑えるオススメ漫画3選

ぐらんぶる

                       (画像引用先:講談社コミックプラス

1つ目は、原作・井上堅二さん、漫画・吉岡公威さんの青春ダイビングコメディー「ぐらんぶる」です。この作品は、2014年から月刊good!アフタヌーンで連載がスタートし、今年で10年目に突入している長期連載漫画で、アニメ化や映画化もしています。

物語は、一人の少年・北原伊織の大学生活が始まるところからスタートします。大学進学を機に、海沿いにある街に引っ越してきた伊織は、下宿先の親戚の家に向かいます。初めての一人暮らしと夢のキャンパスライフに胸をはせる伊織。そして、期待を胸に親戚の家に入った伊織が見たものは…

屈強な男たちの裸体でした。

その後は、何故か裸体の男たちと野球拳をしたり、強制的にダイビングクラブに入部させられたり、大学の門の前で裸で放置されていたりと、伊織は散々な目にあいます。なんとか大学生活をスタートさせるも、癖の強い生徒に阻まれ、夢にまで見たキャンパスライフ(女子大生とのあんなことやこんなこと)の実現は遠のくばかり。はたして、伊織は無事にキャンパスライフを送ることはできるのでしょうか。

ここまでの説明で、とりあえずただの青春漫画ではないことをご理解いただけたと思います。この漫画の内容を簡単に説明すると、「男の裸3割・酒6割・青春1割」です。作画がとてもよく、魅力的な美少女も多数登場しますが、それ以外の要素が強すぎる為、存在感が少し薄れてしまい、青春とは?となります。上記でジャンルを「青春ダイビングコメディー」と記載しましたが、ダイビングに関しては説明文にも出てこないレベルで存在が薄れています。

途中、美少女だけでなく、大学でできた男友達も登場します。初めてできた友達(宿敵)である今村耕平、ナルシストメガネの野島 元、誰でもいいから抱かせてほしいがモットーの山本 真一郎等、個性豊かな友達に囲まれて学園生活を送ることになります。ただし、主人公の伊織を含め、男の登場人物はほとんどがクズで、仲間との助け合いなんてものは一切ありません。全員が清々しいほどに自己中心的で、クズを貫くその姿に(笑いすぎて)涙が止まりません。

辛い時にこの漫画を読んでいると、笑いすぎて何が辛かったのか忘れてしまい、ずっと読み続けてしまいます。物語がサクサク進むので、はまればはまるほど何度も読み返してしまいます。1割程度ですが青春的な内容も含まれているので、ギャグばかりで飽きることもありません。ただ、この作品を読んでいるとスピリタスというアルコール度数が消毒液を上回る化け物みたいな飲み物に興味を持ってしまうので、ご用心ください。

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感想(3件)

日常

                          (画像引用先:月刊少年エース

2つ目は、作者・あらゐけいいちさんが2006年から月刊少年エースにて連載している大人気ギャグ漫画です。アニメ化もされていて、その後に連載も終了しましたが、2021年に再開しており、現在も続いています。

この漫画には物語がなく、とある高校で学園生活を送る登場人物たちの「日常」を切り抜いた作品になっています。主な登場人物は女子高生の「なの」「ゆっこ」「みお」「まい」で、その他にも個性が豊かすぎるキャラクターが多数登場します。そんな個性派ぞろいなキャラクターばかりの為、一般的な日常の話は1つもありません。女子高生がカフェでお茶をする、クラスメイト同士でカラオケに行く、修学旅行を楽しむ等、誰もが想像する学園生活の切り抜きは一切ありません。好きな男の子がヤギにまたがっていたり(?)、校長先生が中庭で鹿と激闘を繰り広げていたり(??)、流しそうめんをしていたら硬球が流れてきたり(???)等、常人の日常とは思えないシュールな話がずっと続きます。キャラクターの絵が可愛らしくて、シュールなギャグ漫画とは思えない見た目から炸裂する1コマ1コマが癖になって、いつの間にか虜になっている…それが日常です。私個人のオススメは、囲碁サッカー部という謎の部活のお話です。この話を初めて読んだ日から数年経過していますが、囲碁サッカーとは何か、未だに理解できていません。興味があれば、是非読んでみてください。

辛い時に読むと、とりあえず考えることをやめさせられます。あまりのシュールなギャグに、読んでいるときは思考が停止してしまうのです。なので、余計な雑念を取り除いた状態で、笑いながら漫画を楽しむことができます。読み終わるころには、何故辛かったのかすらわからなくなります。それでも辛いと感じる日は、心の中で「許してヒヤシンス」と唱えながら日常を送りましょう。

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感想(9件)

男子高校生の日常

                         (画像引用先:ガンガンONLINE

最後の作品は、作者・山内泰延さんが2009年から2012年までガンガンONLINEにて連載していたギャグマンガです。こちらの作品はアニメ化・実写映画化もされており、大変人気を博した作品です。

こちらの作品も、前の項目で紹介した日常と同様に一貫したストーリーが無く、ただ男子高校生達のバカで面白い日常を切り取った話で構成されています。主人公である男子高校生・タダクニと、その友達のヒデノリとヨシタケ、その他の生徒たちが何気ない日常を送る…と、この説明だけでは普通の学園系漫画ととらえられても仕方ないですが、面白いのは登場する男子高校生のバカさ具合です。世の男たちなら間違いなく親近感がわく、絶妙なバカさ加減が癖になります。例えば、友達と何の脈絡もなく意味の分からない遊びを始めたり、道に落ちている長めの木の枝を拾っちゃったり、友達と夏休みの計画を立てようと会議をしてもまったく話が進まなかったりと、男なら誰しも経験したことがありそうな内容ばかりです。それ故に、親近感がわくのです。一番のオススメの話は、「男子高校生と文学少女シリーズ」です。タイトルだけ見ると青春系の話に見えますが、全く違います。河川敷で突然女子高生に背後を取られたヒデノリと、その女子高生(文学少女)の話で、二人の会話の内容が突飛すぎて笑ってしまいます。この話を見終わると、日常的な会話の節々に「でも、この風泣いています」と訳の分からない言葉を発したくなる病にかかるので注意してください。

因みに、この作品にはおまけとして「女子高生は異常」というスピンオフ作品もあります。登場人物はハバラ、ヤナギン、イクシマの3人の女子高生で、全員クレイジーな性格で本編に負けず劣らずで非常に面白いです。特にハバラに関しては、見た目からは想像もつかない過去をもち、「あれ、1人ジャンル違う?」なんて思うほどのストーリー性がある唯一のキャラクターです。途中、伏線もあったりするので、気になる方は探してみてください。

男性と女性とで意見が分かれそうな作品ではありますが、個人的には皆が楽しめる作品だと思います。辛い時こそ、男も女もバカみたいな男子高校生のように明るく生きていこうと、読みながら感じ取れる作品です。辛いと感じている方にとっての良薬になると思うので、是非一度ご覧ください。

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感想(0件)

まとめ

今回、辛い時こそ笑える漫画として3作品を紹介させていただきました。

ぐらんぶる

日常

男子高校生の日常

どれも本当に笑える作品で、漫画だけでなくアニメも面白いです。特に男子高校生の日常のは、アニメを制作しているのが銀魂等を手掛けるサンライズということもあり、他作品のパロディネタを結構取り入れくるので、知っている方はなおさら笑ってしまいます。よければそちらもご覧ください。

辛い時に笑うことは決して簡単なことではありません。何を考えてもマイナスで、消極的になってしまうからです。でも、本当に些細なきっかけで笑うことはできます。そんなきっかけを作ってくれるのが、今回紹介した作品たちです。そして、皆様の参考になれば幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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