(画像引用先:MARVEL)
今回は、ぶっ飛んだ内容で話題を呼んだシリーズ3作目「デッドプール&ウルヴァリン」を紹介します。内容のほとんどがブラックジョークと過激な描写で構成されている本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!
※本作はR15+指定作品です。確認の上、ご視聴ください。
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作品
本作は2024年7月に公開された作品で、監督はショーン・レヴィさんが務めています。
主演はシリーズを通じてライアン・レイノルズさんが務めており、他にも「X-MEN」に出演しているヒュー・ジャックマンさんや、「ザ・クラウン」のエマ・コリン さんも出演されました。
吹き替え版には加瀬康之さん(デッドプール)、山路和弘さん(ウルヴァリン)、佐倉綾音 さん(カサンドラ・ノヴァ)等、吹き替えベテラン陣と有名俳優が起用されています。
公開までに様々な話題が飛び交った本作ですが、公開が全米よりも早くに日本で公開されることになり、世界最速の上映となったことで大きな話題を呼びました。
あらすじ
あることをきっかけにデッドプールとしての活動を休止していたウェイドは、旧友達に囲まれながら自身の誕生パーティーを祝っていた。
幸せを噛みしめるウェイドだったが、パーティーを楽しむ彼のもとへ突如現れた謎の組織「TVA(時間変異取締局)」によって、事態は一変する。
話を聞こうとするウェイドだったが、訳の分からない罪状を突き付けられた挙句、有無を言わさずその場で拉致されてしまう。
TVAの活動拠点へ強制連行され、そこにいた男にあることを告げられる。
「君の時間軸にいたローガンという男が死んだことで、君達が生きている時間軸が消えようとしている。助けたければ、私に協力しろ。」
※時間軸が消える=世界滅亡の危機
だが、そんな申し入れをウェイドが聞くはずもなく、申し出を断り、その場から自力で脱出する。
しかし、このままではウェイドの世界が滅亡してしまう為、解決策を考えた結果、「別の時間軸からローガンという男を探し出し、自身の時間軸へ連れてくる」という妙案を思いつく。
果たして、ウェイドはローガンを連れ出し、自身の世界を救うことが出来るのか?
マルチユニバースをまたにかけた派手で下品で過激な冒険が、今始まる…
感想
豪華すぎる出演陣
本作に登場する出演陣がとにかく豪華すぎます。
主役であるライアン・レイノルズさんを筆頭に、ローガン役のヒュー・ジャックマンさんやカサンドラ・ノヴァ役でエマ・コリンさんが出演されています。
これだけでも十分豪華ですが、 実は他にも出演されている方が多数いらっしゃり、カメオ出演から長い尺での出演等、様々なシーンで登場しました。
そして、どの方もマーベル作品と関わりのあった方ばかりで、ファンなら興奮が止まらないメンツになっているのも嬉しいポイントです。
夢の共演といっても過言では無い方が大勢登場しており、本作はそういったお祭り映画なのだと理解して見られた方がいいかもしれません。
残念なのは、その方々の名前を出してしまうと大いにネタバレになってしまう点です。
まだご覧になられてない方は、出演陣の情報は一斉見ずにご覧ください。
ブラックジョークと過激なアクション
シリーズを通して言えることですが、「デッドプール」という作品はとにかく過激です。そして、本作ではその過激さがさらにパワーアップしています。
過激さにも様々な種類がありますが、まずはブラックジョークです。
視聴者に話しかけながら進行するのが特徴的な作品ですが、物語序盤からブラックジョーク全開のナレーションを披露してくれます。
「20世紀スタジオから解放されてディズニーに来た」、「ディズニーではコカインは禁止」、「映画『ローガン』のラストでローガンは死んでない」等、多方面から怒られそうなジョークをかまして笑いを誘ってきます。
20世紀スタジオがディズニーに買収されたことをイジるところは特に笑いました。
次に、アクションシーンです。
この分野は特に過激で、子供に見せるにはちょっときつい内容になっています。
多量の血しぶき、人体の損壊、めった刺しの描写等、アクションだけ見るともはやスプラッター映画でした。
これの原因になるのが、不死身の体をもつデッドプールとウルヴァリンです。
彼らはケガなどによる痛みはあるものの、体が自然回復と再生を繰り返すので、体の損壊や傷程度では全く動じずひたすら攻撃を繰り返します。
さらに、それぞれが鋭利な武器を主体としているので、倒される敵の損傷が生々しいうえに激しいという過激な倒され方をします。
上記の結果、敵も味方も流血させながら戦うことになり、画面いっぱいが血で赤に染まってしまうのです。
個人的には、この2つの過激要素があってこその「デッドプール」だと思っているので大変満足していますが、見る方によっては気分を害される可能性もありますのでご注意ください。
今後のマーベル作品に絡んでくる可能性
デッドプールは、これまで映画のマーベル作品に大々的に関わったことはありませんでしたが、本作で大いに関りを持ちそうになる内容が含まれています。
まず、このデッドプールという作品は、シリーズ2作品目までX-MENと少し関わることがあったぐらいで、他の作品には特に影響を与えない内容に仕上がっています。
しかし、あらすじでも紹介した「TVA(時間変異取締局)」は現在のマーベル作品の中で重要なポジションにある組織で、他作品でも多大な影響を与えています。
そんな組織が登場するわけですから、今までのように単独作品として作品を確立することが難しくなってしまいました。
逆に言えば、他の作品とコラボレーションせざるを得ないことになります。
ただ、これについては賛否両論で、今までのように単独作品として無責任にやってほしいという声もあれば、キャプテン・アメリカやアントマン達とコラボしてほしいという声もありました。
そして、作中でデッドプールも話していましたが、他作品とコラボするマルチバースを基盤にした今のマーベル作品は落ち目にあると笑っています。実はあながち間違いではありません。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」以降、マルチバースを基盤にした作品がいくつか公開されましたが、興行収入が伸び悩んでいる作品が多く見受けられます。
原因は、マルチバース関連の独占配信ドラマや内容の複雑化による新規顧客の獲得失敗です。
デッドプールはこれまで新規顧客にも見やすい作品になっていたにも関わらず、そこと関わってしまったばかりに本編の内容がだいぶ複雑になっていました。
その為、本作と今後のマーベル作品を見るにはある程度他作品を履修する必要がありますので、初めて見ようとしている方はそちらからご覧いただくことをオススメします。
まとめ
ついに他作品とコラボレーションするマルチユニバースに関わることになったシリーズ最新作「デッドプール&ウルヴァリン」いかがでしたでしょうか。
シリーズ屈指のブラックジョークと過激なアクションがてんこ盛りの本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。
これまでは単独作品として確立してきましたが、今回から他のマーベル作品と大いに関りを持ちそうな内容になっており、ある程度他の作品も見ていないと理解できない部分が要所要所にありますので、初めて見る方はそちらの点だけ注意してください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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