(画像引用先:映画.com)
今回は、今年の4月から公開されているシリーズ最新作「劇場版名探偵コナン 隻眼の残像」を紹介します。長野県で繰り広げられる本格ミステリーサスペンスが売りである本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!
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作品
本作は2025年4月18日から公開されている作品で、監督は劇場版第26弾にあたる「黒鉄の魚影」で演出を務められた重原克也さんが起用されています。
脚本には櫻井武晴さんが起用されており、過去に何度も劇場版コナン作品に携わった実績があります。
声優は高山みなみさんを筆頭にしたメインキャラクターの陣営と、長野県警所属のキャラクターを担当している高田裕司さんや小清水亜美さん達も登場します。
その他に、劇場版シリーズでお馴染みのスペシャルゲストとして起用された山田孝之さんと山下美月さんが担当しているキャラクターも登場しているので、どのキャラクターを担当しているかは是非劇場で確認してみて下さい。
そして、公開から2カ月以上たった現在も映画館で公開が続いており、興行収入は100億を突破しました。
それにあやかったイベントも行われているので、気になる方は下記よりご確認ください。

あらすじ
10カ月前、長野県警の大和敢助は雪山である人物を追っていた。
しかし、追跡していた道中で何者かの銃撃により左目を負傷。さらに、大きな地響きと共に発生した雪崩に巻き込まれてしまう。
雪崩事故から10カ月がたったある日、毛利探偵事務所へ一本の電話が入る。相手は毛利探偵の元同僚である鮫谷浩二という男で、雪崩事故に関する事件について調査を行っていると毛利に話す。
そして、その事件ファイルに毛利探偵の名前が記載されていた為、事務所へ連絡してきたとのことだった。
詳しい話を聞かせてほしいとどこか焦った様子で話す鮫谷を不思議に思う毛利探偵だったが、久しぶりに同僚へ会いたいという気持ちもあり、数日後に警視庁近くの公園で待ち合わせすることに。
数日後、待ち合わせ場所へやってきた毛利探偵だったが、公園内で突如銃声のような音が響き渡る。
すぐに辺りを見回すと、そこには倒れている鮫谷の姿が…
雪山の事件から始まる壮大なミステリー超大作が、今始まる。
感想
子供から大人まで楽しめるアクション要素の数々
本作はミステリーやサスペンスにカテゴライズされる作品ではありますが、大人だけでなく子供も楽しめるアクション要素が多く含まれています。
アクションの主な内容は銃撃戦や肉弾戦、そしてカーチェイスです。
どのシーンも作画に力が入っていて、子供どころか大人でも興奮する内容に仕上がっていました。
特に、カーチェイスのシーンは車の疾走感も上手に表現されていて、見ているだけで緊張感が伝わってきます。私自身、劇場で見ている時は手に汗握りました。
肉弾戦や銃撃戦も素晴らしかったです。どちらも音の迫力が凄まじく、力の入った作画と相まって興奮や迫力を倍増させていました。
上記のようなシーンが各所に散りばめられているので、ミステリーサスペンス特有の難解な要素に頭を悩ませることなく、アクションに集中して見ることもできる内容になっています。
その為、難解な要素が苦手な大人や子供でも楽しめる仕様になっており、幅広い層から支持を受けやすい作品になっているのです。
ただ、アクションシーンにかまけてミステリーやサスペンスの要素が薄まっているかと言われると、決してそうではありません。
あくまで主軸はミステリーサスペンスであり、何度かアクションシーンはあるものの、最後までしっかりジャンルを貫いているように感じました。
一筋縄ではいかないコナンシリーズ特有の難事件は今作でも健在です。こちらを見に来ている方でも満足できる内容になっていると思います。
物語が進むにつれて壮大な内容になっていく
本作は次から次へ巻き起こる物語の展開が壮大すぎて、最後にはとんでもない規模を巻き込んだ内容になっています。
簡単にまとめると、雪山での雪崩事故を追う長野県警の話から、気が付けば安室さんが所属する公安が登場し、最後にはアニメ本編にも関わってくるような話へ変貌を遂げます。
最初は全く分かりません。前情報無しで見た感想としては、毛利探偵一行と長野県警一行が雪崩事故について調査する程度の物語かと思っていました。
しかし、ある事件を境に雲行きが怪しくなり、公安の方々が物語へ登場してきます。
この辺りで「公安が出てくるレベルで規模の大きい事件なの?」と、コナンをあまり予習していない私ですら感じ取れました。
そこからは怒涛の展開の連続です。ネタバレは避けますが、犯人が思った以上に活発に行動してくるせいで、主人公達をこれでもかとかき乱してきます。
さらに、コナン作品において重要な役割のある一人のキャラクターについては、「え!劇場版で!?」という感想しか出てこない展開を迎えます。
最近の劇場版作品を見ていると、劇場版のみならず本編にも影響する内容をサラッと流すこともあるので、油断なりません。
このように、最初こそ規模の小さな話に感じる内容ですが、後半になるにつれて物語が壮大になっていき、劇場版のみならず、アニメ本編も関わってきそうな影響力をもつ作品になっています。
気になる方は是非劇場で確認してみて下さい。
作中で群を抜いてカッコいい小五郎の雄姿
CMでもよく取り上げられていましたが、作品に登場する毛利小五郎が滅茶苦茶カッコイイです。
名探偵コナンをある程度知っている方にとっては、パッとしない酒飲み探偵爆睡じじいだと思います。
実際、小五郎が自力で解決した事件は少なく、コナンに比べると圧倒的差があります。
ただ、コナンは自身の正体を隠すための隠れ蓑として小五郎を利用しており、その恩恵で小五郎が所属する「毛利探偵事務所」が有名になっているです。
しかし、本編や劇場版において、小五郎に焦点が当てられた時の作中のカッコよさは右に出る者がいないレベルです。
本作もその作品の一つで、物語序盤に出会う鮫谷という昔の同僚の為に小五郎が奮闘する話になっています。
いつもと違っておふざけ一切なしの内容に、「こんなに仕事が出来たのか」と惚れ惚れします。
カッコよさはそこだけではありません。言葉数の少なさと、ここぞという場面で一言ポツリと話す渋さが特にたまりません。
大声でカッコいいセリフを吐くキャラクターとは違い、あまり多くを語らず仕事をこなすハードボイルドな姿が目に焼き付きます。
普段のおちゃらけキャラとのギャップもあり、劇場で放たれるカッコよさは倍増します。
特にお気に入りだったのが、コナンや仲間達を身をもって守るシーンです。
自身のことより他を優先し、一切の躊躇なく守りに行くところはとにかくしびれました。それでいて多くを語らず、当たり前のことをしたかのように振舞う小五郎を見た時は声が出そうになりました。
アニメでもそういったシーンはいくつかありましたが、それらと比べても見劣りしないくらいにはカッコよかったと思います。
この作品を機に、小五郎ファンが増えることを願うばかりです。
まとめ
普段はダメダメオヤジである小五郎が大活躍する大ヒット作「劇場版名探偵コナン 隻眼の残像 」いかがでしたでしょうか。
小五郎のあまりのカッコよさに、思わず声が出そうになる本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。
内容も物語が進むにつれて壮大になっていくので、見飽きることもありません。
かといって、壮大なミステリーやサスペンス要素のみで疲れることもなく、アクションシーンも多く取り入れられており、子供から大人まで老若男女問わず楽しめる作品になっています。
公開から数カ月たっていますが、これまでの兆候から見るに、4カ月~7か月は劇場での公開が予想されます。
ただ確証は無いので、気になる方はお早めに劇場でご覧いただくことをオススメします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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