【映画紹介】銀魂完結編~万事屋よ永遠なれ~

映画

(画像引用先:SUNRISE

今回は、20周年記念イヤーと話題の作品である銀魂より、劇場版「銀魂完結編~万事屋よ永遠なれ~」を紹介いたします。終わる終わる詐欺と言われ早11年、映画のタイトルに右往左往するファンが多かった本作の魅力について記載していますので、是非ご覧ください!

劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ

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作品

本作は2013年7月に公開されており、興行収入17億円を記録しています。原作者である空知英秋さんを筆頭に、配給をワーナーブラザース映画、監督をアニメ銀魂を担当していた藤田陽一さんに任せる等、中々の力の入れようでした。

主題歌を担当するのは、アニメ銀魂でもお世話になっているSPYAIRさんで、曲は「現状ディストラクション」が使われており、作中で一番の盛り上がりを見せました。

声優はアニメ版の声優陣を総動員といった形で、ほとんどオールスターズです。そんな内容での公開作でもあるので、当初は本当に完結するものと思われていました。

 

あらすじ

本作主人公である銀時は、メガネかけツッコミ製造機である新八と、夜兎(やと)の血を引く声優無駄遣いゲロインの神楽をひきつれ、歌舞伎町の何でも屋でお馴染みの万事屋として活動していた。

ある日、すたれた映画館の監視を任されていた銀時達は、館内で不審な動きをしている見た目異星人の不審者をとらえる。話を聞こうと不審者に近づく銀時だが、突然、謎の光があたりを包み込み、銀時と不審者はその光に巻き込まれてしまう。

あたりの光が落ち着き、周りを確認する銀時。先ほどまでいた映画館はどこにもなく、周りには墓しかないことから墓地に飛ばされていることに気づくが、周りの墓の中に自身の名前が刻まれている墓があるのを発見する。彼が飛ばされたのはただの墓地ではなく、銀時が亡くなっている未来の歌舞伎町であった…

 

感想

笑いあり、涙あり、これぞ銀魂

銀魂は基本ギャグをベースとした作風で、時々シリアスな展開に持ち込み、カッコいいシーンや感動のラストへ繋げることが多い作品です。ギャグだけでなく、バトルや感動といったジャンルを混ぜていくことで、読者や視聴者にも飽きられない工夫がされています。

劇場版である本作も原作と同じように作られており、笑いあり、涙ありの物語が展開されます。視聴しているとアニメ版を見ていた時のことを思い出して、懐かしさと共に泣き出しそうになるぐらい、忠実に「銀魂」でした。ストーリーは原作には無い完全オリジナルの内容であるにも関わらず、ここまで銀魂要素を濃く演出している出来ているのは、物語を書き下ろした原作者と制作にかかわったスタッフ、アニメ版で活躍している声優陣の力量あってのことだと思います。ファンとしては感謝してもしきれません。

流れも原作と同様に、序盤はギャグを織り交ぜて物語の大筋や世界観を視聴者に伝えるような演出があり、中盤からシリアスな展開に発展。そこから終盤にかけてバトル要素が多くなり、最後には感動のラストとひとしおのギャグがあって、物語は終わります。文面にするとシンプルな内容に思えますが、これが銀魂であり、当時劇場版に足を運んだファン達の求めた作品でもあります。かといって、一言さんお断りの作品はなく、銀魂を知らない方でも楽しめる内容のギャグや感動、バトルシーンが多いので、「銀魂を知らない」「本作を見たことが無い」といった方は是非一度ご覧ください

 

上映中に流れる主題歌の完璧なタイミング

銀魂の劇場版シリーズ全てにおいて言えることですが、どの作品も作中で流す主題歌のタイミングが完璧です。終盤の一番盛り上がる場面で曲を流し、ただでさえ興奮が収まらないのにさらにボルテージを上げてきます。応援上映なんてしようものなら、劇場で発狂待ったなしです

本作でSPYERさんの「現状ディストラクション」が劇中に流れるのですが、曲調も相まって物語をガンガンに盛り上げてくれます。映画館のスピーカーから流れる大音量の現状ディストラクションは、ほとんどライブみたいなものでした。非常に良かったです。

良いのは主題歌だけでなく、主題歌が流れている最中にそれぞれのキャラクターの台詞があるのですが、こちらも非常に熱いです。それぞれの覚悟や想いが伝わってきて、興奮が収まらなくなります。それでいて主題歌も流れているわけですから、さらに興奮してしまい、視聴者のボルテージは最高潮に達します。ここまでくると、興奮で泣いてしまうか血管が切れるかの二択しかありません。それほどまでにすさまじいです。

 

エンディングで涙腺崩壊

劇場公開から11年、本作が「完結編」で無いことは周知の事実であることをファンは知っていますが、公開当時は本当に完結するつもりで見に来た方も多かったと思います。そんな方々の涙腺を崩壊させ、顔をぐしゃぐしゃにさせるまで泣かせたのは、銀さんでもストーリーでもなく、エンディングでした。

特に、アニメ版を視聴していた方は要注意です。鼻水垂れるまで泣かされます。見ていない方の為にあまりネタバレはできないので、これぐらいのことしか記載できませんが、本当にそれだけの破壊力がありました。本当に銀魂が終わると思いました。映画館で見ていた時の喪失感と感動は、今でも忘れられません。

結果的に銀魂は終わらず、前々から言われていた終わる終わる詐欺もさらに言われるようになりましたが、今思うと終わらくて良かったと心から思います。今でも本作を見返すと、その時のことを思い出して懐かしくなります。

懐かしくさせたり、感動させたり、喪失感を味合わせたり、様々な感情にさせてくれる。そんなエンディングです

 

まとめ

ファンの興奮を最高潮まで持っていく名作「銀魂完結編~万事屋よ永遠なれ~」いかがでしたでしょうか。ファンだけでなく、銀魂を知らない方でも楽しめるギャグや物語がてんこ盛りの本作の魅力が少しでも伝われば幸いです。

タイトルに完結編と記載しているにも関わらず、終わることのなかった奇作でもありますが、そんなものは関係ないと思わせてくれるほど作りこまれており、ファンは泣き、見たことが無い人は銀魂に興味を持つこと間違い無しです。是非一度ご覧ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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