【最新映画レビュー】ジュラシック・ワールド 復活の大地

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(画像引用先:映画ランド

今回は、シリーズ最新作「ジュラシック・ワールド 復活の大地」をレビューさせていただきます。前作から約3年の月日をまたいで公開された本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!

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作品

本作は2025年8月8日から公開されている作品で、監督はギャレス・エドワーズさんが務めています。

出演されている俳優は主人公役のスカーレット・ヨハンソンさんをはじめ、マハーシャラ・アリさんやジョナサン・ベイリーさんと共演しています。

そして、シリーズ一作目であるジュラシック・パークを手掛けたスティーブン・スピルバーグさんが製作総指揮を務めており、俳優から裏方まで豪華な顔ぶれです。

前作から約3年の時をえて公開された本作はシリーズ7作目となる作品で、公開前から大きな話題を呼びました。

さらに、公開から3日間で興行収入11億3297万円を記録し、2025年に公開された洋画作品で最速となる10億円を突破しています。

 

あらすじ※ネタバレ注意

前作の事件から約5年、世界へ放たれた恐竜達は環境の変化に耐えきれず、その数を減らしつつあった。

そして、恐竜は生きていた時代と似た環境である赤道直下の場所へ避難し、各国の政府は人間の立ち入りを禁止することになる。

そんな中、特殊工作員であるゾーラのもとへ「禁止区画である場所へ出向き、3体の恐竜のDNAサンプルを取得せよ」と依頼が舞い込んでくる。

最初は渋っていたゾーラだったが、引退を考えていたこともあり、最後の仕事として請け負うことを決める。

道中で仲間達と合流し、サンプル取得のために船で目的地へ移動する一行だったが、途中で救難信号を受信し、そこへ向かうことに。

発信源に到着し、とあるトラブルに巻き込まれた家族を救出するが、気が付くと船の周りを大きな巨体が旋回していることに気づく…

果たして、ゾーラ達はサンプルを入手し、禁止区画から無事に脱出することが出来るのか?シリーズ史上、最も危険な大冒険が幕を上げる。

 

感想※ネタバレ注意

人間ドラマ1割、恐竜パート9割

本作は根っからの恐竜映画ということもあり、人間ドラマのパートがほとんどありません

ただ、そこについてはジュラシックシリーズを見にきた方にとってはさほど問題ではなく、恐竜達を見る映画としてはとても良い構成だと思います。

問題なのは、人間ドラマが薄いわりに設定が濃くてシビアなことです。

例えば、主人公であるゾーラは今回の仕事の前に相方と実母を亡くしています。途中から参戦するダンカンという元同僚も、話を聞く限り子供を亡くしていて、それをきっかけに妻とも離婚しているようなことを匂わせていました。

そして、その設定が判明するシーンが僅か5分程しかなく、彼らの会話の中で少し出てくる程度です。

これだけの重い設定をしているキャラクターであるなら、もう少し作品内で設定を深ぼった方が愛着が沸きやすいのですが、このようにあっさり説明されると愛着のつきようがないです。

その為、作中で恐竜に食べられてほしくないと思えるキャラクターがほとんどおらず、登場人物達の共感を得られるシーンが少なかったように感じました。

とは言っても、人間パートを削った分、恐竜の登場シーンは多めに構成されているので、迫力のある展開が多かったのは非常に良かったです。

これぞエンターテインメント映画という感じでした。そういった映画が好みという方には間違いなくささる内容だと思います。

 

原点回帰を彷彿とさせる恐竜の怖さ

一作目であるジュラシック・パークから約7作目となる本作ですが、初代を彷彿とさせる恐竜の怖さを見事に表現している作品になっています

4作目にあたる「ジュラシック・ワールド」の頃から直接的な表現が減り、間接的な人間の襲われシーンが多くなっていましたが、本作では直接的な表現が至る所で使われています。

例えると、直接的な表現とはまさに人が恐竜に食いつくされているシーンのことで、間接的になると恐竜と人は映さず、地面に血を流して食べられていることを視聴者に予感させるような表現のことを指します。

どちらかというと、本作は前者にあたります。規制の多い現代において、ここまで見せてくれるとは夢にも思いませんでした。

それだけでなく、恐竜の大きさや特徴を生かした恐怖シーン、夜の静けさとBGMを組み合わせたホラー映画のようなカット等、ハラハラが止まらない演出が至る所に散りばめられています。

初代でもこういった演出は非常に多く、恐竜がいかに怖い存在かを嫌というほど見せてくれる内容なので、視聴中はとてもエモさを感じていたのを覚えています。

これまでのジュラシック・ワールドでは「恐竜との共存」をテーマにしていたところに、本作のような「共存」をぶち壊すほどの怖さを見せてくれたことがとにかく嬉しかったです。

個人的な感想ですが、ジュラシックシリーズのテーマは「恐竜との共存」よりも「恐竜の怖さ」の方が良いです。

 

話題沸騰のD‐レックスについて※ネタバレ多め

作品を見た方々のレビューで必ず取り上げられているのが、本作初登場になるD‐レックス(ディストルタス・レックス)です

この生き物は恐竜ではなく、人間の遺伝子操作によって生まれたミュータントです。

体長は約14.5メートル、体高は8.1メートル、体重は5~7トンとされており、シリーズ屈指の大きさを誇っています。

見た目も非常に不気味で、額の大きなコブや2本の腕と2本の前足がある奇妙な体の構造に、見た時は寒気がしました。

作中では空中に飛んでいるヘリコプターを撃墜させたり、突っ込んでくる車を前足で止めてみせたりと、強さも申し分ないといった感じです。

そんなD‐レックスですが、他の方のレビューを見てみると評判は否定的な意見が多い印象でした。

意見として多かったのは「恐竜を見たいのに何故モンスターを登場させたのか」という内容で、他にも「あまり強くない」「外見が気持ち悪い」等の声もありました。

確かにジュラシック・ワールドの恐竜を見に来ているにも関わらず、いきなりモンスターが登場して存在感を出してきても、視聴者としてはあまり嬉しくないと感じてしまうのは当然だと思います。

ただ、最後に登場して視聴者に絶望感を与える役割を見事にこなし、今後の作品に大いに関わるであろう予感をさせるだけの存在感があったことは、個人的に良かったポイントだと思います。

残念だったのは、シリーズ恒例行事である「T-レックスとの戦い」です。これを見る為に映画館へ訪れたといっても過言では無いのに、作中でD-レックスとT-レックスが関わることは一度もありませんでした。

これについては今後の作品に期待したいところです。

 

まとめ

恐竜もミュータントも登場するハチャメチャ作品「ジュラシック・ワールド 復活の大地」いかがでしたでしょうか。

遺伝子検査によって生み出された最強のミュータント・D-レックスが暴れまわる本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。

現在も劇場で公開されている作品なので、気になる方は映画館へ足を運んでご覧ください。

ちょっとグロテスクな表現もある映画なので、お子様がいらっしゃる方は注意してくださいね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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