【ドラマ紹介】グランメゾン東京

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(画像引用先:amazon

今回は、木村拓哉主演の大ヒットドラマ「グランメゾン東京」を紹介します。一人の女性シェフから始まる成り上がり王道物語である本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!

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作品

本作は2019年からTBSにて放送されていた作品で、監督は塚原あゆ子さんが務めています。

出演陣は木村拓哉さん、鈴木京香さん、及川光博さん、沢村一樹さん等、名だたる俳優達で構成されています。

ドラマは全11話放送されており、そこから約5年の月日がたった頃にスペシャルドラマが放送され、その後すぐに映画が公開されました。

平均視聴率は全11話で12.9%、最終回は16.4%を記録しており、同時間帯トップかつ番組ベストを更新しています。

この視聴率は当時の日曜劇場の中でも高水準であり、特に最終回の数字は注目されました。

 

あらすじ

とある三ツ星レストランで行われている採用試験。その試験に、日本人女性の料理人・早見倫子も参加していた。

面接を通過し、2次課題である前菜の制作に取り掛かる倫子だったが、そこへ怪しげな男が現れて「手長エビのエチュベを作れ。そうすれば合格する。」と倫子に話しかける。

そして、勝手にキッチンへ上がり込んで前菜用のオイルを作った後、再度倫子に料理を作れと念押して、その場を去っていった。

男の名は尾花夏樹。過去にパリの「エスコフィユ」というレストランでシェフをしていた男である。しかし、3年前にアレルギー事件を起こしたことをきっかけに落ちぶれてしまい、借金や女性がらみのトラブルに巻き込まれる日々を送っていた。

そんな尾花の料理を信用できるはずもなく、自身の料理で試験に臨んだ倫子だったが、一元的で奥行きのないことを理由に試験に落とされてしまう。

挙句の果てに尾花の作ったオイルの方が美味いと言われてしまい、納得のできない倫子は直接尾花に会いに行くことに。

そして、尾花に頼んで手長エビのエチュベを作ってもらい、その料理を食べた時に悟ってしまう。「自分にはこの料理を作れない。ミシュランの星をとれる程の才能は無い」

そんな倫子に、尾花はある提案をする…

自身には才能が無いと自負する料理人と、過去にアレルギー事件を起こして落ちぶれた元シェフが織りなす最高に美味しい物語が、今始まる。

 

感想

清々しい程の王道成り上がり物語

本作は少年誌の作品を彷彿とさせる超王道の成り上がり物語です

端的にまとめると、主人公である早見倫子が序盤で採用試験に落とされたところから物語が始まるのですが、そこで出会った尾花夏樹と共に料理人として成長していくという内容です。

どん底から這い上がって成長していく過程は、まさに成り上がりという感じでした。

そこから様々な人々と出会い、仲間になったりライバルになったり、はたまた対決することになったりと、もはや少年誌を読んでいるのではないかと錯覚してしまうほどの王道っぷりです。

故に、話がシンプルで分かりやすく、少年誌で見られる胸をたぎらせるような熱いシーンも多々あるので、視聴者的には問題なく楽しむことが出来ます。

特に、レストランの順位で競うシーンはそれまでの過程もあって非常に興奮しました。

ライバルである元同僚の経営するレストラン「gaku」との対決は、あまりの緊張感に思わず声が出してしまいそうなります。

ただ、王道的な内容については問題ないのですが、途中から急に恋愛チックな内容になっているところは正直省いた方がよかったのではないかと思います。

仲間と純粋に成長していく倫子が見たかったのに、そこで恋愛要素が入ってくると物語の流れに反しているように感じてしまって、少し邪魔に思えました。

ここについては様々な見方があるので一概には言えません。あくまで個人的な感想としてとらえていただけると幸いです。

 

視聴者を飽きさせないサスペンス要素

前の項目で、本作が王道の内容であることをお伝えしましたが、それに加えてサスペンス的な要素も含まれており、見飽きることの無い構成になっています

序盤、エスコフィユという店でおきたアレルギー事件について語られるシーンがありますが、事件の主犯とされている尾花夏樹は店のシェフとして責任を取ったにすぎず、犯人ではないことが明かされます。

そこから過去のエスコフィユメンバーが次々と登場するのですが、視聴者としては「一体誰が犯人なの?」と終始ハラハラさせられるのです。

エスコフィユ時代に尾花と付き合っていた有名なフードインフルエンサーであるリンダ・真知子・リシャール(冨永愛さん)が登場し、尾花を失脚させた犯人探しに躍起になるシーンを見た後だと余計にハラハラさせられます。

さらに、メンバーの中でも怪しい動きがあったり、人為的なトラブルに見舞われる等、怪しさ満点の展開に視聴者の頭は混乱させられること間違いなしです。

実際に私は「何故こんなトラブルが…まさかあの人が!?いや、でもアリバイが…」といった感じで大混乱でした。

さっきまで王道成り上がり物語を見ていたのに、途中途中で刑事ドラマを挟んでいるような不思議な感覚です。急に緊張感が加わるのでビックリします。

こういった形で物語が進行するので、王道すぎる展開だけで飽きることもなく、程よいサスペンス要素が刺激になって作品に夢中になり、気が付いたら一気に全話見てしまっていた…なんてことも。

その為、まだ見てない方は丸一日スケジュールを開けて見ることをオススメします。何気なく昼頃から見てしまうと、気が付いたら夜中になってたなんてこともありえますので…(体験談)。

 

目頭が熱くなる主題歌のタイミング

作品の内容自体が素晴らしいことは間違いないですが、内容以外にも是非知ってもらいたいことがあります。

それは、主題歌である「RECIPE」(山下達郎さん)の作中でかかるタイミングの完璧さです

話の内容だけでも十分感動しているにもかかわらず、「ここで曲を流したら涙腺にとどめをさせられる」という箇所で毎回流してきます。

流されたら最後、こらえていた涙が溢れ出してしまい、そのまま泣き出してしまうのです。

個人差のある所ではありますが、私は少なからず泣かされ続けました。

曲自体も山下達郎さんの優しい声と穏やかな曲調がマッチしており、作品にもよくあっている相性の良い曲という感じでした。間違いなく良曲です。

そんな優し気な曲が、木村拓哉さんや鈴木京香さんといった名俳優達の演技の後で流れるわけですから、泣かずに済むわけがありません。

それでいてタイミングも完璧ですから、もはや逃げ道はありません。只々、泣かされます。

特に、尾花と師匠のシーンは素晴らしかったです。互いに背中を押し合う素晴らしい名シーンでした。

そこでもタイミングを外さず主題歌が流れるので、気になる方は是非注目してご覧ください。後、ハンカチの用意も忘れずに。

 

まとめ

主題歌の流れるタイミングが完璧すぎて泣かされる名ドラマ「グランメゾン東京」いかがでしたでしょうか。

曲自体の良さもさることながら、あまりのタイミングの良さに思わず泣かされてしまう本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。

内容も超王道展開で分かりやすく。それでいてサスペンス要素も加わるので飽きることなく見続けられます。

続編もスペシャルドラマと劇場版があるので、気になる方は是非そちらもチェックしてみて下さい。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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