【映画紹介】パージ:大統領令※R15+

映画

(画像引用先:映画.com

今回は、当ブログで何度か紹介している「パージ」シリーズ3作目である「パージ:大統領令」を紹介します。3作目にして大きな架橋を迎えることになる本作の魅力について記載していますので、是非ご覧ください!

※本作はR15+指定作品です。確認の上、ご視聴ください。

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作品

本作は2016年に公開され、監督は前作から引き続きジェームズ・デモナコさんが担当されています。プロデューサーも引き続きジェイソン・ブラムさんとマイケル・ベイさんが起用されていて、抜かりない脚本構成になっています。出演陣には前作にも出演しているフランク・グリロさんが起用されており、本作の主人公を務めています。

これまでの作品についても当ブログで紹介してますので、よければそちらもご覧ください。

【映画紹介】パージ※R15+
今回は、低予算で制作されたにも関わらず、大ヒットを記録したスリラー作品「パージ」を紹介しています。国外では大ヒットしたものの、日本ではそこまでの知名度が上がらなかった今作の魅力について記載しているので、興味のある方は是非ご覧ください。
【映画紹介】パージ アナーキー※R15+
今回は、低予算にも関わらず大ヒットを記録した前作の正当続編「パージ アナーキー」を紹介します。一年に一度、全ての犯罪が合法になる法律・パージの惨劇が繰り返される今作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください! ※R15指定作品の為、15歳未満の方は視聴いただけません。ご了承ください。

 

あらすじ

一年に一晩、殺人を含むすべての犯罪が合法化する法律「パージ」。そんな法律を無くすべく、女性議員のローンは大統領選に出馬することになる。そんな中、議員を護衛するレオは、期間中に行われるパージを危惧していた。

パージの始まりを告げる警告音。その後すぐに、ローン議員の周りで銃声が鳴り響く。あたりを確認するレオだったが、議員を裏切った護衛部隊からの襲撃を受けることに。ローン議員と共に命からがら逃げ延びるが、パージで無法地帯と化した街に放り出されてしまう。

パージによって様々な思惑が交差し、複雑化する大統領選の先に待ち受けるのは何か…シリーズ史上最狂のパージが、今始まる…

 

感想

政治も関わる最狂パージ開幕

今までのシリーズは、パージの中で繰り広げられる一般人の狂気であったり復讐劇であったり、様々な人間ドラマが繰り広げられる流れが主流でしたが、今作はそれに加えて「政治」の要素が含まれてきます。「パージ」=法律であることに焦点を置いて、登場する政治家達の思惑が関わってくる本作は、これまでにない新たな人間ドラマを生むきっかけになっています。

物語の大まかな流れは、パージを無くそうと大統領選に奮闘する女性議員のローンが、パージ肯定派の政治家達の思惑により命の危機にさらされるという内容です。いたってシンプル内容ですが、これまでのシリーズには無い「標的と敵がハッキリしている」という大きな違いがあります。これまではごく普通の一般人が無差別に人を襲う暴徒から逃げ延びるという内容であったことに対し、今回は顔も割れていて知名度のある議員が他の政治家達に狙われるという明確な内容になっています。

これにより今までのシリーズとの差別化と、明確な内容による物語の分かりやすさも加わって、飽きずに視聴に集中できるようになっていると感じました。そして、パージシリーズにおいて忘れてはいけない要素である「見ていて不愉快な人物の『パージ(浄化)シーン』」も健在で、爽快感も半端じゃないです。

 

主人公・レオの有能っぷり

前作から登場しているレオというキャラクターがとにかく有能です

「パージ:アナーキー」でも素晴らしいリーダーシップを発揮し、鬱陶しい仲間は見捨てていこうとする清々しさは、見ていて痛快でした。本作では議員を守る組織の人間として動いているので、仲間を見捨てるという選択肢はほとんどありませんが、それでも最善の手を考え行動を起こします。結果、序盤で仲間に裏切られてもその場から逃げ出すことに成功し、議員も無事に脱出させることが出来ています。

このように登場するキャラクターの起こした行動が何かしらの成功につながると、見ていて不快感が無いのでストレスがかかりません。基本はここでミスがあったり予想外の事態に陥ったりするのが映画のセオリーですが、その場合だと視聴者は緊急性を感じてドキドキするものの、うまくいかない物語の流れに少なからずストレスを感じてしまいます。そこを本作では極力そぎ落とし、ストレスフリーで視聴できるような環境を作ってくれているので、視聴中の疲れも軽減されます。

 

パージ制度の終わりをかけた壮絶バトルの行く末は…

あらすじでも説明しましたが、本作は「パージを終わらせたいローン議員VSパージを使って世を動かす政治家達」の戦いを描いた作品です。

ローン議員は護衛のレオと共にパージを生き抜いて大統領選に臨むことを目的とし、それを阻止しようと権力と力を駆使する政治家達の壮絶な戦いが繰り広げられます。そして介入してくるそれぞれの派閥の暴徒達と、無差別に人を襲う無法者達も参戦し、街はカオス状態に…

そんなシーンを見ていると絶対にパージ制度は廃止した方が良いと思う反面、「この爽快感を味わうことができなくなるのか…」という思いもあって、ちょっと複雑な感情で当時見ていました。そんな中訪れるフィナーレに、色んな感情が沸き上がりつつも納得のいく最後でした。これまでのシリーズを見ているからこそ感じられた感情だと思いますので、本作を単体で見るのも良いとは思いますが、是非ともシリーズを通して見てみてください。

 

まとめ

政治家達のパージ廃止をかけた壮絶バトルロワイアル「パージ:大統領令」いかがでしたでしょうか。今までのシリーズと打って変わって、「政治」が関わってくることで差別化を図った本作の魅力が少しでも伝わっていると幸いです。

シリーズの主柱になる「パージ」が無くなるということは、このシリーズも終わりを迎えるということになり、非常に複雑な気持ちでの視聴を余儀なくされる本作でしたが、最後は納得のいく終わり方でスッキリしました。「登場人物達の為に終わってくれ!」という感情と「シリーズを続けてほしいから終わらないでくれ!」という感情を抱えながら見れる面白い作品なので、これから見られる方はシリーズを通してご覧いただくことをオススメします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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