鬱にならない為の社会人としての心得3選

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鬱にならない為の社会人としての心得3選

ここでは職場を生き抜くすべとして、奥野が培った心得を記載しています。今、職場で働くことがつらい、どうすれば良いか分からないと考えておられる方々の参考になればと思います。

結論から申し上げますと、下記の内容が心得になります。

1.まっすぐに受け止めない

2.自分のペースを守る

3.ある程度の知識を身につける

見ただけではわかりずらいと思いますので、順番に解説させていただきます。

まっすぐに受け止めない

社会人一年目や、転職してまもない方々は、その職場での働き方や方針が分からない状態の為、仕事中にミスをすることがあると思います。そして、上司や先輩たちはそのミスが再発しないように指導をする。これを繰り返し行うことで少しづつ成長するのが社会人なんだと私は思っています。

しかし、指導の仕方に問題があるのではと感じる方がどこの職場でもいらっしゃいます。私が今までに経験した問題ある指導は、「社会人一年目が有休を使うな」「さっきから『うん』とか『わかりました』とか言わないけど、本当に分かってるの?」等、数えたらキリがありません。おそらく、皆様も心当たりがある方が多数いらっしゃると思います。

そんな問題的指導を行う人間対策用に作ったのが、「まっすぐに受けとめない」という心得です。働き初めのころは、右も左もわからない状態で自分が悪いと考えてしまい、言われたことを全て鵜呑みにしてしまいます。ただ、それをしてしまうと、指導の言葉の中に含まれた必要のないもの(暴言、悪口)までも取り込んでしまい、鬱になってしまいます。

そうならない為に、指導を受けるときは「言葉のすべてをまっすぐに受け止めるのではなく、いらない情報を受け流し、必要な情報のみを受け止める」ことを心がけておきましょう。

例として、

「○○すれば失敗することはなかった!今回のミスはお前が悪い!」

この一文を心得に従って受け止めると、

「○○すれば失敗することはなかった」

これだけになります。後半の文章はただただミスをほじくり返して、相手を攻撃しようとする必要のない情報です。人によってはミスを認識させるための一言として必要だと思われる方もいらっしゃるとは思いますが、前半の文章に比べればそこまでの重要性はありません。必要なのはミスの再発を防ぐ術です。なので、指導を受けた後は前半の文章のみを覚えるか、メモをして残しておきましょう。後半の文章はその辺のゴミ箱にでも入れておいてください。

自分のペースを守る

毎日同じペースで働ける職場というのは皆無に近いと思います。理由としては、急に納期が早まる、請求書が届かない、商品の見本作成が間に合わない等、様々なトラブルが発生するからです。トラブルが発生すると、解決する為の労力と時間をさく必要があり、結果的にペースを維持できなくなってしまいます。そうなると、多くの人は元のペースに早く戻そうと焦りがでてしまい、視野が狭くなった挙句、さらなるミスを重ねてしまいます。最悪の場合、雪だるま方式にどんどん重なってしまい、取り返しのつかないことになることもあるのです。

上記のようなことにならない為に、私が作った心得が「自分のペースを守る」です。この心得はできる・できないは置いておいて、意識することが大事です。心得を自分に言い聞かせるような感じで意識しましょう。そうすると、ペースが乱れた時も客観的に物事をとらえることができるようになり、少しでも冷静さを取り戻すことができるようになります。そして、視野が狭くなることを防いでくれます。

視野が狭いとトラブル自体にしか目を向けることができず、周りの状況を確認することができず、ただ直感的にトラブルの対処にあたることになります。視野が広いと周りが見えるので、周りの状況とトラブルの内容が明白になり、どう対処しようか考えて行動することができます。

まとめると、自分のペースを守ることで冷静さを保ち、視野が広い状態で対応に臨むことができるようになります。気になった方は、是非一度お試しください。

ある程度の知識を身につける

これまで説明した心得とは違い、考え方の話ではなく、考えて行動する為の知識を身につけることが、今回の心得になります。

社会に出たときは、何が当たり前で何がダメなのかもわからず、社会人の期間が長い上司や先輩の言うことが正しいんだと思いながら仕事をしていた人も多々いらっしゃると思います。実際、私もそうでした。

しかし、それは会社の風習で成り立っているだけで、法律や世間から見れば成り立っているのが不思議なものばかりです。

例として、私が実際にうけた指導である「社会人一年目が有休を使うな」を法律の観点から見てみましょう。まず、就職しただけでは有休を得ることはできません。会社に6ヶ月以上勤め、その内の8割以上を出勤して初めて得ることができます(取得できる有休は10日)。なので、「働いて半年たたないと有休は使えないぞ」と言われてしまうとぐうの音も出なくなります。ただ、今回は一年目と期間を設定しているため、これにはあたりません。さらに、「有休を使うな」の部分については、有休の取得を拒否しているとみなされ、労働基準法第39条の違反となり、懲役もしくは罰金になります。

このように、会社内では普通だと思っていたことが、調べてみると法律に引っかかっている…なんてことが多々あります。知識がない状態だと、自分の考えに自信が持てず、ただ…会社に従うだけの人間になってしまいます。ある程度の知識を身につけていると、次にとる行動の選択肢が増えます。家族に相談する、労働基準監督署に相談する、転職する等の選択肢を視野に入れ、それを実行する力が身に付きます。私の場合は、副業と投資でした。この行動力を得ることができたのも、衛生管理者を勉強していた時に培った労働に関する知識のおかげです。そこまで明確に覚えてはいませんが…

まとめ

今回、記載した内容は、

1.まっすぐに受け止めない

必要な情報のみを受け取り、それ以外のものは受け流す。

2.自分のペースを守る

トラブルで仕事のペースが乱れても、自分のペースを守ることを意識して行動すれば、視野が狭くなることを防ぎ、冷静に対応することができる。

3.ある程度の知識を身につける

知識を身につけることで、行動の選択肢と実行力を得ることができる。

この心得は、私自身で作り上げたものであるため、万人受けするようなものではございませんが、この記事をご覧いただいた皆様の力に少しでもなれればと思い、今回書かせていただきました。よろしければ皆様の心得も教えていただけるとありがたいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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