(画像引用先:KADOKAWA)
今回は、4年越しに出版された待望の最新刊「よつばと!16巻」を紹介します。ファンが待ちに待ったゆるふわ日常系作品である本作の魅力について記載していますので、気になる方は是非ご覧ください!
※ネタバレを含む内容になっています。ご注意ください。
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あらすじ
年末のある日、よつばが遊んでいるところを眺めていたジャンボと父ちゃんは、よつばと山でトレッキングを行う計画を立てる。登山初心者であるよつば達に、ジャンボは高尾山を勧め、父ちゃんは勧められるがままに高尾山へのトレッキングを決める。しかし、もう一人の同行者がいないとよつばを見失う可能性がある為、今回同行できないジャンボの他に同行者を探した結果…よつばの天敵であるヤンダが選ばれてしまう。
トレッキング当日、ヤンダとにらみ合いながら一向に仲良くする気配のないよつばだったが、父ちゃんから「皆仲良くしないと山に行きません」と宣言されたために渋々仲良さそうな感じを出しながら、山のふもとまで向かうのであった。
果たして、よつば達は無事に山頂へ到着することが出来るのか?ヤンダと仲良くなることが出来るのか?父ちゃんの体力は山頂までもつのか(?)山登り初心者達が楽しむ高尾山トレッキング物語が今始まる…
内容
よつば、初めてのトレッキング in 高尾山
ジャンボからの提案で高尾山でのトレッキングが決定したよつばでしたが、ジャンボは仕事が忙しいために来ることが出来ず、天敵であるヤンダと共に行く破目になります。父ちゃんから「皆仲良くしないと山登りはしません」と言われたので、仲良くしてるように見せようと頑張るものの、結局はいつも通りケンカっぽくなってしまうよつばでした。
そんなこんなで高尾山のふもとへ到着した一行でしたが、高尾山山頂へのルートが複数ある為、どのルートで行くか決めることになります。山頂までの距離が長い6号路ルートかケーブルカーでショートカットする3号路ルートかで迷いますが、初めてのケーブルカーにときめいていたよつばを、ヤンダが「冒険なら自分の足で頂上を目指すべきだ!」と思ってもいない理論で納得させたことで6号路ルートに進むことが決まります。
ルートも決めて進みだしたよつば達でしたが、意外にも最初にダウンしたのは父ちゃんでした。グイグイ進む若者一行を引き留めて、途中にある休憩所で何度も休ませてもらうことに。休憩後、初めての山で見る景色に一喜一憂するよつばと共に進み始めた父ちゃんでしたが、最後の最後でとんでもない難所が現れて…
山頂はまだまだ遠そうです…
よつばと日常 ~冬から春へ~
クリスマスが迫る年の瀬、めんどくさくてクリスマスツリーを出し渋っていた父ちゃんでしたが、妹の小春子からツリーのオーナメントが送られてきたことをきっかけに渋々出すことになります。しかし、ツリーを出し終えた父ちゃんは疲れ切ってしまい、オーナメントの取り付け作業はよつばへ丸投げしてしまいます。はじめてのツリーの飾りつけに目を輝かせるよつばは黙々と飾りつけを行い、最後は父ちゃんをたたき起こして(物理)電飾を飾り付けてもらって点灯式を行うのでした。
少し外が暖かくなってきた頃、よつばと父ちゃんが散歩していた時にたまたま出会った小学生のエナとその友達であるミウラに学校へ連れて行ってもらうことになります。エナ達は学校へ鉄棒の練習をするために行くとのことだったので、よつばも鉄棒をさせてもらうことに。そして到着した学校の校庭には、鉄棒で練習中の先生がいました。大阪弁が特徴的な「大阪先生」こと春日先生です。少しヘンテコな先生の練習に、面白がりながら付き合うよつば。学校や先生について、ちょっと知ることが出来たよつばは、将来学校で勉強して博士になって父ちゃんをカブト虫にする(?)という夢を先生に語って困惑させるのでした。
感想
約4年ぶりの新刊…ファン待望の単行本
内容もさることながら、まず言わせていただきたいのが、よつばと新刊は本当に本当に待ち望んでいた単行本であるということです。
これまで新刊が出るたびに盛り上がる「よつばと界隈」ですが、何度体験しても同じぐらい感動してしまいます。今回も4年ぶりということで、さらに長い年月を待ち続けていたこともあり、いつもより感動してしまいました。今回の新刊が出ると告知があったのが去年の12月でしたが、そこからの3カ月は本当に長かったです。その際に毎年恒例のカレンダーの告知もあり、そちらも好評発売中ということでした。
さらに、今回の単行本には初出の書き下ろしが50ページもあり、巻末の話に追加されています。まさに、ファンの購入待ったなしの仕上がりです。読んでいる人はすぐに買いましょう!
ヤンダとよつばのいざこざ回
単行本のメインになる高尾山トレッキングのお話ですが、よつばの天敵であるヤンダが登場する回なので、相変わらずバチバチにやりあっている内容になっています。
よつばとヤンダに仲良くするよう父ちゃんも伝えますが、効果は一向に見受けられず、最後までバチバチです。ただ、ヤンダとよつばの関係性はバチバチであればあるほど面白くなるので、個人的には滅茶苦茶嬉しかったです。一生、仲良くならないでほしいです(?)。
互いに掛け合う会話の内容も本当に面白く、よつばのつたない日本語とヤンダの辛辣な態度や言動が相まって笑いの相乗効果を生んでいました。よつばのどこか間違っている日本語に対し、ヤンダのツッコミのようなリアクションと共に放つ言動の応酬に、思わず吹き出してしまします。その為、公共の場では読まないことをオススメします。
ヤンダ回が大好きな方には垂涎レベルの内容になっていますので、是非ご覧ください。
新キャラ「大阪先生」が可愛すぎる
今回の単行本に収録されている初出の書き下ろしのお話に、新キャラクターである大阪先生が登場するのですが、このキャラクターがとにかく可愛いです。
まず、大阪先生と呼ばれる所以でもある関西弁の話し方が非常に良いです。声を直に聴いているわけではないのに、おっとりとした口調で関西弁を話してそうな空気感を感じ取れます。関西弁の方はマシンガントークをするイメージを持っている私の中で、良い感じにギャップを感じられてとにかく刺さりました。
そして、どこか抜けている性格をしているところも可愛いかったです。「橅(ブナ)」が読めなくて悪戦苦闘しているところや、逆上がりが出来なくて練習するも既に諦め気味な気持ちを生徒に話してしまうところも良きでした。生徒に心配されるタイプのお茶目な先生といった感じです。完ぺきな先生も素晴らしいと思いますが、どこか抜けている方が可愛げがあって良いと感じる方には間違いなく刺さります。
デザインも黒髪ロングでおっとりとした目が特徴の可愛らしい姿をしており、見るからに優しそうな雰囲気が見て取れます。デザインといい性格といい、個人的には大好きなタイプのキャラクターでした。皆様も、自分の好きなよつばとのキャラクターがいらっしゃいましたら、是非コメントで教えてください。
まとめ
とにかく可愛い新キャラクターの登場する最新刊「よつばと!16巻」いかがでしたでしょうか。
今回の単行本から登場する大阪先生の魅力と、単行本の内容について少しでも皆様に伝わっていると幸いです。気になる方は、是非大阪先生に注目して読んでみてください。
そして、他にもヤンダの登場する高尾山のお話やクリスマスのお話等、相変わらずゆるゆるな小話がいくつか収録されていますので、4年待ち続けたファンの方は特に必見です。久しぶりなよつばとの空気感を是非味わってください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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